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ビジネスマンを惑わす、自己啓発のウソ・ホント 第7回

◯◯整理術◯◯記憶術を使う人は成功者になれないワケ〜スーパーのカゴの真の目的とは?

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 1970年代、オイルショックによる経済危機の時、砂糖の消費量が激減し製糖業界も危機を迎えていました。そこに救世主のごとく登場したのがスティックシュガーでした。スティックシュガーは、砂糖の消費量を伸ばし製糖業界を救ったのです。

 このような背景を知っているかどうかに関わらず、実際に自分がどう感じるかが重要です。スティックシュガーを使うことで砂糖の消費量が増えていることは、よく観察すればわかることです。
 
 成功する人はこのような身近なモノからビジネスのヒントを発見する力があります。スーパーのカゴを見れば“自動的に売上を増やす仕組み”として記憶し、スティックシュガーを見れば“パッケージ化することで消費を増やす仕組み”として記憶するのです。このような情報が脳の中には溢れており、それらが有機的に融合することで、他人が気づかない商品やビジネスシステム、ビジネスモデルを創造できるわけです。

 多くの人が凡庸な情報を記憶し、小難しい理論や手法を学んでいる間に、成功者は身近なモノから実用的なアイデアを学んでいるのです。

 ニュースや本も「情報を疑う」ことなくインプットしても意味がありません。発信される情報の中には、発信者に有利になるものも多く含まれています。巧みな情報操作によって無意識のまま誘導されている可能性もあるのです。

 情報を上手に記憶し整理することをマスターした人は、情報を発信する者から見れば良いカモです。なぜなら「情報を疑う」ことがないからです。成功者は、ニュースや本も鵜呑みにせず、発信者のポジショントークを見破っています。他人にコントロールされない力を持つからこそ、人を使うのも巧みなのです。

 日本の偏差値教育の弊害というべきか、間違った情報が世にあふれていることも知らず、情報をできるだけ沢山持つことが良いと考える人が多くいます。本も“速読”をして早く情報をインプットしたほうがいいと考える人も多いようです。しかし、その本が間違いだらけだったら、間違った情報を高速で記憶し、間違った情報で脳を満たすことになります。本の情報は正しいはず、と思い込んでいる限り、成功者とまともに競うこともできません。

 年々、倍々ゲームで間違った情報が増大していく現在において、情報の整理術や記憶術はどんどん重要性が低下しています。今最も重要なのは、『情報を“疑う力”』なのです。
(文=鈴木領一/ビジネス・コーチ、ビジネス・プロデューサー)

●鈴木領一(すずき・りょういち)
ビジネス・コーチ。ビジネス・プロデューサー。自己啓発のレジェントであるナポレオン・ヒルが所属した「サクセスマガジン社」の能力開発プログラムの企画開発責任者を務めた唯一の日本人。さらに進化させた自己改革メソッド「フレーム・1%アクション」は劇的な変化をもたらすメソッドとして今最も注目されている。氏のコーチングを受けたことで、無職状態からEXILEとの共演を達成したケースや、起業して成功し新聞やテレビに取り上げられたケースなど、数多くの成功者を次々に輩出している。近著に『100の結果を引き寄せる1%アクション』(サイゾー)がある。

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