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“結婚”未来予測~増え続ける生涯未婚率、今年生まれる子どもの半分は結婚を選択しない?

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 机上シミュレーションでは、あまり実感が湧かないと思いますので、具体的な数値で示したいと思います。私の娘(および姪)たちの結婚の可能性については、特に興味がありましたので、その年代を取り出してみました。

“結婚”未来予測~増え続ける生涯未婚率、今年生まれる子どもの半分は結婚を選択しない?の画像7

 私の娘の世代の35%、 今年(2013年)生まれる子どもたちのほぼ半数が、「結婚を選択しない」という試算結果となりました。

……うーん、本当にこれでいいのか?

 そもそも、生涯未婚率の線形増加にしても、現時点での傾向から読み取ったものにすぎません。今とまったく同じような状況が50年以上も続くという考え方はナンセンスでしょう。ただ、人間の行動心理から考えると、人間は多数派になると勢いがつきます。仲間がいることで安心します。孤立感も薄れてくるでしょう。

 これに対して、常に保守勢力(「結婚しろ」という圧力をかける立場)である保護者は、どんどん弱い立場に追い込まれていきます。そもそも、子どもは結婚に関する保護者からの干渉をとても嫌がります(事実、私がそうでした)。「だって、○○ちゃんも、△△ちゃんも、結婚しないって言っていたよ」とか、「『結婚が最良の選択』って自信を持って言い切れるの?」という言葉に、明確なロジックで反論できなくなります。

 では最後に、前回の人口変動の計算結果と、今回の生涯未婚率の変動予測の2つを組み合わせて、人口変動の再計算を試みます。といっても、合計特殊出生率 「1.4」は結果としての値ですから、その要因を逆方向に推定することは絶望的に難しいです。そこで「およそ合計特殊出生率と生涯未婚率には相関がある」と仮定して、数値を叩き出してみました。

“結婚”未来予測~増え続ける生涯未婚率、今年生まれる子どもの半分は結婚を選択しない?の画像8

 この値を使って、シミュレーションプログラムで再計算を試みました。

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 表3を見てください。ここ30年くらいの間は、あまり数値に大差がないことがわかります。しかし、人口減少は、私たちの2世代くらい後に、いきなり爆発する時限爆弾のようにやってきます。

 このような恐ろしい計算は、(ごく一部を除き)あまり知らされていないようです。それは「現在の合計特殊出生率『1.4』が最悪値であってほしいという暗黙的な願望があるからではないか」と、私は考えています。

 しかし、本当に「1.4」が最悪値なのでしょうか?

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