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サンリオ、好調の原動力・ライセンスビジネスが岐路に〜独自戦略支えた次期社長が急死

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 20年夏季五輪の開催地が東京に決まり、「サンリオピューロランド」(東京都多摩市)の新しいエリア「サンリオタウン」への観光客の増加期待が一段と高まっている。

「邦彦氏の急逝で、サンリオと鳩山氏との縁が切れるのでは」といった見方も出ているが、もしそうなれば、サンリオの高い株価を実現させる原動力となったライセンスビジネスは、大きな打撃を受けることになるだろう。

 海外でのライセンスビジネスは邦彦氏と鳩山氏が二人三脚で進めてきただけに、邦彦氏の死に鳩山氏の離脱が重なれば、サンリオのライセンスビジネスは最大のピンチを迎えることになるといえよう。

●筆頭株主のセガサミーが持ち株を売却、サンリオの株価急落

 邦彦副社長がロサンゼルスで急死する5日前の11月15日、サンリオは筆頭株主のセガサミーホールディングスと創業家の資産管理会社が合計574万株(発行済株数の6.4%)を売り出すと発表した。セガサミーが売り出すのは287万株。売却後もセガサミーは筆頭株主のままだが、持ち株比率は14%から10%強に下がる。これでサンリオの株価は急落。12月2日は40円安の4650円。9月27日の今年の高値、6270円と比較すると26%下げたことになる。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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