最も前向きに使われていたワード第1位は「富士山」で、世界遺産登録の際にそれを祝福するツイートがあふれました。第2位は僅差で「パズドラ」で、ゲームに対するポジティブな感想や、「魔法石+ほしい」と言ったかたちで、ゲーム内容に対して日常的にツイートするユーザーが数多くいました。パズドラの盛り上がり具合がわかります。

 一方、最もネガティブに使われていたワードは「PM2.5」で、連日の報道から不安を感じるユーザーが多くいたことがわかります。僅差で第2位に「汚染水」がつけていることからも、日常安全が脅かされることに対する不安感をツイートするユーザーの姿が浮かんできます。第3位には「ブラック企業」がつけています。

●性別・世代別利用傾向ランキング

 Twitterユーザーの言語分析を行うと、ツイート内容の傾向からそのツイート主の男女性別や世代などが、およそ80~90%の確度で特定可能です。そこで性別と各世代別で上位12ワードのうち、各ワードがどのような人たちに利用されている傾向が高かったかを定性的に比較します。

 <出現率上位12ワードの中で、男性・女性でそれぞれ利用傾向が強かったワード>

  ・男性…アベノミクス:85%
  ・女性…ふなっしー:64%

 まずは男女比です。最も男性の利用傾向が高かったのは「アベノミクス」です。政治・経済ネタということもあり、男性中心に話題が消費されていました。一方、女性の利用傾向が最も高かったのは「ふなっしー」で、意外と女性ファンが多い様子がうかがえます。

 <出現率上位12ワードの中で、世代別に利用傾向が強かったワード>

  ・10代…激おこぷんぷん丸:23%
  ・20代…パズドラ:50%
  ・30代…PM2.5:40%
  ・40代…ブラック企業:33%
  ・50代…汚染水:28%
  ・60代…アベノミクス:14%

 続いて各ワード利用者のうち、最も発言した世代が偏っていたワードを抽出しました。ツイートの量で各ワードを比較するのではなく、各ワード利用者の世代別ツイート比率で比較をしています。

 10代で最も利用傾向の高かったワードは「激おこぷんぷん丸」でした。20代では「パズドラ」が圧倒的な強さを見せ、子育て世代の30代は「PM2.5」への関心が高いようです。「ブラック企業」は20~40代の働き盛りの世代で広く話題になっていましたが、他ワードに比べて40代が最も利用傾向が強く出ました。50代の利用傾向が高かったのは「汚染水」で、主に政治のあり方を語るツイートの中で汚染水というワードに触れるケースが見受けられました。60代でも「汚染水」問題を語るツイートは多く存在するのですが、こちらではほんの少しだけ「アベノミクス」への言及傾向のほうがより見受けられました。

●まとめ:新流行語予想

 以上、ソーシャルデータ分析を使った結果を見てきましたが、最後に新語・流行語予想をしてみたいと思います。

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