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鮫肌文殊と山名宏和、と林賢一の「だから直接聞いてみた」 for ビジネス

映画上映中の中断事故、なぜ起こる?補償対応になぜ違い?映画館さんに聞いてみた

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–以前2回ほど上映がストップしてしまい、その時は「再開まで15分ほどかかります」と言われて、お客さんの中には帰る人もいたのです。

担当者 はい。

–1回目は料金の払い戻しをしてくれて、2回目の時は無料チケットをいただきました。状況によって対応が違うのでしょうか?

担当者 そうですね、上映が停止している時間ですとか、その時によって対応を変更しています。復旧までにそこまでお時間がかからなかったということであれば、次回のご招待券だけというかたちをとらせていただきますし、お時間がだいぶかかってしまったということであれば「ご返金プラス次回のご招待券」ということで、ご対応させていただいている場合もあります。

–上映が止まったりするのは、誰かがチェックしてるのですか?

担当者 弊社の従業員でございます。

–それは、全スクリーンをずっと見ているということですか?

担当者 ずっと見てるということではないのですが、巡回で確認をさせていただいております。

–あと、私が観た回では映像は普通に流れているのに、字幕だけバグった感じになったんですが、映像と字幕のデータは別々に出力しているのですか?

担当者 いや、そういうことではないのですが、データで上映しておりますので、再生をする準備の段階で何かしらの不具合が発生して、字幕が出なかったりですとかという現象が、まれに発生することがあります。

フィルムで上映していた時代と、どちらがトラブル多いですか?

担当者 フィルムのほうが、発生する頻度が高かったと思います。復旧までのお時間も、フィルムのほうがかかってしまった場合もあったそうです。

 というわけで「なぜ上映がストップするのか?」という疑問に対して、「サーバーの通信エラー」というわかったようなわからないような回答だった。結局は、インターネットなんて……。

 デジタルに囲まれた現実から離れるために映画館に行っている側面もあるのに、その劇場までもデジタルで構築されているとは、わかってはいたけれど、何か寂しいものも感じてしまう。フィルム上映する映画館は数えるほどしかないのが現実だが、できるだけそういった劇場に足を運ぼうと、改めて思った次第である。
(文=酒平民 林賢一/放送作家・脚本)

●林賢一(はやし けんいち)
1979年、五反田生まれ。放送作家/脚本。学生時代から古舘プロジェクトで修業。
映画監督・入江悠と仲間たちが映画を愛する人々へ贈るメルマガ【僕らのモテるための映画聖典】(http://www.mag2.com/m/0001320971.html)で「新作映画のカット数を数える」という無謀な連載中。是非ご一読を。

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