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保険ランキング 各社の最新版を検証~低価格帯に人気集中、医療保険分野では楽天生命が最安

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保険ランキング 各社の最新版を検証~低価格帯に人気集中、医療保険分野では楽天生命が最安の画像1【各社医療保険の保険料比較(比較条件は本文参照)】

 何か商品を購入しようと思ったら、「まずはネットで検索」という今の時代。簡単に、「どんな商品があるのか?」「売れ筋はどれか?」「どの商品が安いのか?」という情報を入手することができるが、保険を選ぶ時であっても同じだ。

 中には、ランキングや口コミをチェックする人も多いかもしれない。もちろん、人気の高い商品が自分にとってもよい商品とは限らないが、とりあえず、行列のできる店に並んでみようかと思う人は結構いるはずだ。

 ひと口にランキングといっても、実にさまざまなところが発表しており、当然順位も異なる。主にランキングを発表しているのは保険販売者、それもネット保険の代理店だ。主だったところでは、楽天インシュアランスプランニング、価格.com、保険市場、その他多くの保険代理店が、月間ランキングや2013年の年間ランキングを発表している。今回は医療保険を取り上げて、最新ランキングの内容を検証してみたい。

【各社の医療保険ランキング】

(1)楽天インシュアランス・プランニング「楽天の保険 2013年 年間人気商品ランキング」

  1位:楽天生命スマート・ロング・ピンポイント
  2位:やさしくそなえる医療保険(終身タイプ)
  3位:やさしくそなえる医療保険(総合保障)

(2)価格.com「医療保険ランキング」(調査期間:11月1日~11月30日) 

  1位:ちゃんと応える医療保険EVER
  2位:新CURE(キュア)
  3位:健康のお守り

(3)保険市場「2013年上半期最も選ばれた生命保険ランキング」(ネット医療・入院保険) 
※毎週更新
  
  1位:やさしく備える医療保険(終身タイプ)
  2位:やさしく備える医療保険(定期タイプ)
  3位:じぶんへの保険
 
 ランクインしている保険だからといって、自分にとってもよい保険とは限らない。なぜなら、年齢や男女の違いによって、保険料の安い保険会社が入れ替わるからだ。通院や特定疾病での入院延長の有無など、細かい違いもあるだろう。一見、同じような保険に思えても中身が微妙に違っているケースがあるので、よく検討することが大切だ。

 とはいっても、一番気になるのは保険料。上記にランクインした医療保険の保険料を検証してみよう。

【比較条件】

 40歳男性、1日当たりの入院給付金5,000円、60日型、先進医療付き、終身払い【※1】

 今回の条件による比較結果をまとめたものが、本記事冒頭のグラフである。保険料の最安は「楽天生命スマート」となった。楽天生命の医療保険は、前出の楽天インシュアランスプランニングが発表している「2013年 年間人気商品ランキング」で総合1位を獲得している。ちなみに「同じ楽天グループなので身びいきでは?」と思われる向きもあるかもしれないが、純粋な資料請求数をもとにしたランキングなので心配無用。楽天生命の商品は、同ランキングの生命保険(死亡保険)カテゴリでも「定期保険 楽天生命ラブ」が2位になるなど人気が高いようだ。

 価格.com「医療保険ランキング」で1位になった「ちゃんと応える医療保険EVER」は、日帰り入院など短期の入院も保障するのに加え、入院前60日以内と退院後120日以内の通院も保障するのが特徴だ。また、保険市場「2013年上半期最も選ばれた生命保険ランキング」(ネット医療・入院保険)で1位になった「やさしく備える医療保険(終身タイプ)」は、保険料は加入時のままで、入院・手術の保障が一生涯にわたり続くほか、がんを含めた七大疾病による入院も保障し、がんなどの手術から日帰りですむ軽微な手術まで所定の手術を幅広く保障するとしている。

 なお、この比較は40歳の男性という条件で比較したものだ。当然、年齢や性別によって、割安な順位は入れ替わってくるだろう。

 医療保険の場合、それほど大きな保険料の違いを感じられないかもしれない。しかし、一生涯にわたって保険料を支払うとなると、それなりに差がついてくるのではないか。たとえ、たった200円の違いであっても、40年間という長い期間では10万円ほどの差が生じてくるのだ。

 ランキングの上位に入った保険であれば、それなりに信用できる商品だといえるだろう。とはいえ、ランキングを活用して保険を選ぶ時には、1位だけを選ぶのではなく、「人気上位の中から自分に合った商品を検討していく」ということを心がけることが、大切となる。
(文=編集部)

【※1】「じぶんへの保険」は先進医療なし。「Relief W」は、入院保険金の500倍の終身保険がセットされ、5000円の場合の死亡保障は250万円となる。終身保険がある分、当然、保険料は割高になる。また、「じぶんへの保険プラス」は10年ごとに更新する、つまり10年ごとに保険料がアップすることに注意をしてほしい。

BusinessJournal編集部

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