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テニス肘で苦しむビジネスパーソン、なぜ急増?突然の激痛、確実な治療困難…回避法とは?

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●テニス肘を防ぐには?

 パソコンを長時間使わないのが一番のテニス肘対策である。そうはいっても、現代においてパソコン抜きで仕事をすることはもはや不可能といっていいだろう。

 ところが、パソコンの使い方を少し工夫するだけで、テニス肘をある程度、予防することができるようだ。

 テニス肘は、手首や指の不自然な使い方が原因となることが多い。特にキーボードやマウスを扱う指の位置が手首より上になり、手の甲を常に引き上げた状態でパソコンを使い続けると発症しやすいといわれている。

 対策として、パソコン店などに売られている、手首をマウスやキーボードより高い位置に置く「手首クッション」「リストレスト」といった商品を使うのもひとつの手段と考えられる。わざわざそのような商品を購入しなくても、折り畳んだタオルの上に手首の下に置くことで近い効果が得られると言う医師もいる。

 パソコンを使う時、マウスとキーボードの両方を使う右手の負担が大きいため、右手にテニス肘が発症するケースが多い。そのため、マウスによるストレスを右手に集中させないように、左手でマウスを使う時間をつくることも有効のようだ。しかし、いきなり左手でマウスを使ってみると、その使い心地の悪さにイラッときてしまう。最初は「メールチェックだけ左手マウス」、次は「ネットを見る時は左手マウス」といった具合に、少しずつレベルを上げていくと、比較的スムーズに両手でマウスを使えるようになる。

 やたらキーボードを強く打つ習慣が手首の腱や筋肉に負担となることも、心に留めておいてほしい。バチバチ、ガシャガシャと力一杯キーボードを打つくせは考えもの。打鍵音が周囲にとっての雑音になるだけではなく、自身をテニス肘に導くことにもなりかねないので注意をしたいところだ。

 何よりも重要なのは、パソコンを使い過ぎないこと、そして適度な休養と仕事の合間のストレッチだが、「それができれば苦労しないよ」と訴える多くのビジネスパーソンの声が聞こえてきそうだ。
(文=玉置美景/ライター)

BusinessJournal編集部

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