NVIDIAのTegraシリーズといえば、タブレットスマートフォンなどに搭載されるプロセッサだが、今回の「Tegra K1」は現行タイプの「Tegra 4」より高度な3D処理を実現し、タブレットでもパソコンレベルのゲームを可能にするなど、飛躍的に性能を向上させている。

●運転支援システムの飛躍的な向上

 NVIDIAのチップは、今までにも自動車に搭載されていた。ドイツの高級車BMWのi3をはじめとした多くの自動車で、ナビゲーションシステムのグラフィック表示などによく使用されている。

クルマの自動運転技術、新プロセッサ登場で飛躍的に発展~高まる自動運転車実用化への期待の画像4現在でも多くの自動車に搭載されているNVIDIAプロセッサ
クルマの自動運転技術、新プロセッサ登場で飛躍的に発展~高まる自動運転車実用化への期待の画像5ナビゲーションシステムだけでなく、多彩に自動車をサポートするK1

 しかし、「Tegra K1」は大きく進化して、それ以外の部分でも自動車をサポートできるようになった。特に、ADAS(先進運転支援システム)を実現するための機能が耳目を集める。ADASは最近の日本車でも注目されているが、前方の車や人、障害物などとの衝突を避けて自動的にブレーキをかけるといった、運転をサポートするシステムだ。

クルマの自動運転技術、新プロセッサ登場で飛躍的に発展~高まる自動運転車実用化への期待の画像6「Tegra K1」はセンサーとの組み合わせでADASを実現する

「Tegra K1」は死角の検知、車線逸脱警告、パーキングアシスト、ナイトビジョン、ドライバーの覚醒度監視、衝突回避システムなどのADASを可能にする。当然、プロセッサだけで実現できるシステムではないので、複数のセンサーやカメラを搭載するなど、情報収集システムも構築するわけだが、自動車メーカーがそのすべての機能を独自に開発するよりも、それぞれの専門分野のメーカーに任せることで負担が軽くなる。

RANKING
  • IT
  • ビジネス
  • 総合