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スマートフォン(スマホ)およびPC向けのインターネット電話(VoIP)アプリViber(ヴァイバー)は、ヴァイバーメディア(本社はキプロス)が2010年から提供しているサービスだが、メッセージング機能が追加されたり、そのメッセージング機能で使えるスタンプを販売したりするなど、総合コミュニケーションツールとして進化してきた。
このViberの特徴のひとつは、普段使用している電話番号で相手を認識するため、IPアドレスや独自の番号を使用する普通のVoIPと違い、登録の手間がいらないというメリットがある。Viberは、アプリをスマホにインストールして利用者登録後に認証キーを受け取り、それを入力すればサービスの利用を開始できる。電話をかける場合も、携帯電話に登録してあるリストから自動的にViber利用者が表示されるので、その中から選んで電話をかけられる。
Viber利用者間の通話は無料で、このあたりはSkypeなど、ほかのVoIPサービスと同じだが、比較的音質がいいことがサービス開始当初から話題になっていた。
そんなViberを、楽天が買収した。その金額は実に9億ドルに上る。発表当時の為替レートは1ドル100円程度なので、約900憶円となる。このViberは世界的にビジネスを展開している会社で、そのユーザー数は約3億人といわれる。
●楽天の狙いとは
さて、楽天がViberを買収した目的はどこにあるのだろうか?
今までにも、楽天はカナダの電子書籍会社Koboを買収するなど、世界に進出しようとする意志が見える。社内の公式語を英語にしていることからも明らかだ。
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