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ディズニーリゾート、突然の解雇めぐり従業員が会社を告発、偽装請負と劣悪環境の疑い

 しかし、「ショー出演者の一日は、出勤から退勤までの間『準備・ショー出演・待機』の繰り返しだが、この間の指揮命令のほとんどをオリエンタルランドのステージマネージャーから受けていた」「オリエンタルランドが技術指導を行っている。オリエンタルランドが用意した台本、振り付け通りにやらなければ注意されます。ショーの出演者に裁量権はなく、アドリブは原則禁止だった」「リハーサル後に、オリエンタルランドがリハーサル参加者の中から出演可能者を選別していた」といった事実から、4月28日には、オリエンタルランド・ユニオンの組合員は、オリエンタルランドにおける就業実態は「偽装請負」で職業安定法44条に抵触しているのではないかと東京労働局に申告したのだ。

 これまでも出演者や従業員(キャスト)の使い捨て問題が報道されたことはあったが、当事者が声を出すのは異例のことだ。

 ほかにも「ショーの出演時間は1日5時間45分となっている。しかし、出演と出演の間の時間があるから、拘束時間はもっと長い。でもその時間は休憩時間とされて、賃金が支払われない。出演者に何かあったときのために待機している時間なのに、賃金の対象でないとされている」「契約時に約束した労働時間と実際の労働時間が違いすぎる。そのため、生活設計ができない」「シフトは6時間なのに、2時間で帰された。オープン準備したが、『客いないので帰って』と言われた」などの声が上がっているという。

 現在、オリエンタルランド・ユニオンは定期的に舞浜駅周辺で、ディズニーリゾートで働く人々に相談を呼びかけるビラを配るとともに、オリエンタルランドに対し、団体交渉に応じるように呼びかけを行っている。

「キャストを使い捨てにするな!」「ゲストの夢を守れ!」「オリエンタルランドはブラック企業になってほしくない!」というオリエンタルランド・ユニオンの呼びかけは、オリエンタルランド側に届くのだろうか。
(文=松井克明/CFP)

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