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鈴木亜美、北野誠…なぜ芸能人は突然“干される”のか?芸能界を歪める芸能プロの“政治”

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●日本の芸能界は独占禁止法違反

--アメリカエンターテインメント業界のエージェントと日本の芸能プロダクションは、どう違うのでしょうか?

星野 日本の芸能プロダクションには、ブッキング(契約)、マネジメント(タレントの世話)、プロダクション(制作)の3つの機能がありますが、アメリカのエージェントはブッキングしかしません。ハリウッドがあるカリフォルニア州には、タレント・エージェンシー法というエージェントを取り締まる専門の法律があり、その中でエージェントがタレントからマネジメントと称して手数料を取ることを禁じています。また、エージェントがプロダクションを兼ねることは、SAG-AFTRAの規定で禁じられています。エージェントでありながら、制作業務を兼ねていたMCAという会社がありましたが、司法省が反トラスト法(独占禁止法)違反として介入して、エージェント部門が解散になったこともあります。そうした規制がなかったために、先の3つの機能を独占してきた日本の芸能プロダクションは横暴を極め、その弊害が今、あちこちでほころびを見せ始めているのではないでしょうか。マスコミはほとんど触れませんが、ネットでは芸能界やテレビに対する不満が渦巻いているのはご存じの通りです。

--いわゆる「ゴリ押しバーター」(あるタレントを出演させる代わりに、同じ事務所のタレントもセットで出演させること)といわれるものですか?

星野 力のある特定のプロダクションのタレントばかりが優遇され、テレビ番組におけるキャスティングが歪められている。番組に出演するタレントがベストな選択ではないことに視聴者も気づいており、もはや隠しようのないものになっている。そのあたりの構造や歴史的背景はかなり複雑なので、ぜひ本書を読んでください。必要最低限のことしか書かないように努めましたが、400字詰め原稿用紙換算で640枚ぐらいになりました。

--芸能界に変革が訪れることはあるのでしょうか?

星野 哲学者のカール・マルクスは「下部構造(経済)が上部構造(政治)を決定する」と言っています。つまり、「みんなが貧乏になると革命が起きる」のです。ネットに食われて芸能界がこれまでの市場では稼ぎにくくなっていて、そのために芸能プロダクションのバーターなどのやり方が露骨になっている。それに関係者がみなウンザリしている。例えば、バーニングプロダクション所属の小泉今日子さんが最近、雑誌のインタビューで「日本の芸能界ってキャスティングとかが“政治的”だから広がらないものがありますよね。でも、この芸能界の悪しき因習もそろそろ崩壊するだろうという予感がします」と発言して、物議を醸しました。芸能界の中心にいる人物の発言ですから、今後の芸能界を占う上で意味深長だと思います。
(文=編集部)

『芸能人はなぜ干されるのか? 芸能界独占禁止法違反』


「バーター」「共演拒否」で芸能プロダクションに絡め取られたテレビ局。芸能界の中枢で蠢く談合組織で調印された「秘密協定」の謀略。バーニングプロダクション・ケイダッシュ・ジャニーズ事務所・吉本興業による「市場独占」の醜悪。「暴力団」による芸能界支配の裏面史。マスコミがひたすら黙殺する日本最大のタブー「芸能界」を震撼させる乾坤一擲の書

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