このままでは、超音速旅客機「コンコルド」計画の二の舞いになると橋山氏は懸念する。

「英仏が開発した音速2倍のコンコルドも、就航当初は話題になった。しかし、ジェット機と比べて燃料6倍、料金4倍で、耐えがたい騒音もあり、世界中の利用者や空港から拒否される。さらには墜落事故も発生、16年間で市場から撤退の運命をたどった。経済性や技術的信頼、環境保全のすべてに欠け、失敗したプロジェクト」になってしまったのだ。

 今年10月1日には東海道新幹線が開業50周年を迎えるが、このままリニアが開業すれば、リニアの運賃は新幹線の運賃に「+700円」(名古屋間)、「+1000円」(大阪間)を想定しており、間違いなく、客の奪い合いとなり、共倒れになりかねないのだ。
(文=松井克明/CFP)

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