浜田雅功(下/「クイック・ジャパン 104」<太田出版>より)
実は、今回の「フライデー」スクープは、芸能業界関係者によれば、3年前から狙われていたという。狙っていた記者からすれば、3年越しのスクープとなったわけだが、これが交際当初にキャッチされていれば、浜田と吉川の交際は火遊び程度で済んだはず。奇跡的にもまったくメディアにキャッチされなかった3年間に、愛が着実に育まれていたとは、なんとも皮肉な話だ。
しかし、今回の件でもっぱら株を上げたのが小川。「フライデー」の直撃取材にも「全然いいんじゃないですか。芸の肥やしになれば。彼が女性にモテなくなったら芸人として終わり、モテてる彼が格好いいと思っています。私は二重生活だとは思ってない。(浜田に)大切にしてもらっているので、なんの不満もないです」と答え、芸能界のご意見番とも呼ばれる歌手・和田アキ子にも「芸人の妻らしく」と言わせ感心させるほどだ。
それどころか、浜田の所属するよしもとクリエイティブ・エージェンシーの関係者でさえも、芸人の妻としての小川の手腕を大絶賛している。
というのも、そうした称賛を呼んでいるのは、直撃取材時のコメントよりも、浜田に事務所を通じて、自身の素行不良を認めさせ、家族や関係者に真摯にお詫びするコメントを出させた点だ。一連の対応は実は所属事務所のよしもとの案ではなく、小川の采配によるものだったという。
よしもと関係者が「今回は何もしなくて済んで」と明かすほどで、小川は、マスコミを納得させ世間体を保つ術を誰よりも熟知していたのだ。この小川の手腕に同関係者は「なんなら浜田のマネジメント側に回ってほしいぐらい」と絶賛する。
●吉川に思わぬ誤算?
だが、これで一件落着、とはいかなさそうだ。というのは、浜田の不倫相手である吉川は報道前日、所属事務所を自ら退社。事実上、芸能活動停止中で、本人も仕事に対してはもともと貪欲ではなく、退社時に事務所に対し理由も話さなかったというが、芸能業界関係者は「それこそ浜田からの大きな“見返り”が約束されているからこそ」と明かす。
小川の想像以上の怒りに、吉川は動揺を隠せないようで、引き続き浜田に支援してもらえる見込みは極めて薄いという。
そんな中、よしもと関係者は「当社は関係ないし、今後、吉川をバックアップすることはない。これまで浜田個人が多少の援助はしてきたと思いますが、今後、吉川の生活の面倒を見る責任はないでしょう」と突き放す。
浜田家は、ひとまず一件落着となりそうだが、その裏ではまだひと悶着ありそうだ。
(文=編集部)