そして、スマホの普及が進んだとよくいわれるが、スマホブーム爆発から現在までの期間は4年、iPhoneの登場からでも6年だ。ガラケーユーザーの買い替えサイクルから考えれば、スマホブームは静観してガラケーを使い続けていることが十分にできる。しかし、さすがにずっと同じ機種を使い続けることは難しいので、メーカーは買い替え需要のために新機種を発表し続ける必要があるわけだ。

●スマホの進化とガラケーユーザーが求める方向性

 そして、ガラケーユーザーが今、スマホに買い替えようと考える場合、ちょっとショックを受けることになる。それはスマホのバッテリ駆動時間が短いなどの問題だけではなく、そのサイズにある。

 最近のスマホはディスプレイが肥大化の一途をたどっている。スマホの中では小型の部類に入るiPhoneでもiPhone 5からディスプレイが大型化したが、Android端末にいたっては、その主力機はほぼ5インチ以上のサイズのディスプレイを搭載しているため、気軽にポケットに入れて持ち歩くのが難しい。その大きさを嫌ってガラケーを使い続ける人が多いのもよくわかる。

ガラケー新機種、なぜまだ発売?スマホへの買い替えへの意外な障害とは?タブレット併用策もの画像3シャープのスマホ新機種「SH-04F」は5.4インチディスプレイ搭載

 最近では電車に乗ると、スマホを操作している人を非常に多く見かける。しかし、これは東京限定の話で、地方はガラケーのほうがいいという人が多いようだ。

 また、インターネットやアプリを使うには、スマホではなくタブレットという選択肢もある。最近では、通話はガラケー、ネットなどはタブレットと、使い分けている人も増えている。ネットを使うには画面の大きなタブレットは使い勝手がよく、ガラケーは通話料が安いため、使い分ければ効率的だ。

 このような理由によってガラケーニーズは支えられ、一部の層はガラケーを買い続けている。

 しかし、アップルが自動車のスマホ対応システム「CarPlay」を発売し、それに対抗してAndroid陣営も「android auto」を発表するなど自動車とスマホを連動させる動きは加速している。また、ホームオートメーション【編註:住宅の全自動化】のキーデバイスとして、今後さらに活用の場が広がれば、ガラケーを使い続けていた人もスマホを選択せざるを得ないようになるかもしれない。
(文=一条真人/ITライター)

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