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鮫肌文殊と山名宏和、と林賢一の「だから直接聞いてみた」 for ビジネス

スーパーの総菜、値引き開始時間と割引率はどう決まる?イトーヨーカドーさんに聞いてみた

文=酒平民 林賢一/放送作家、脚本家
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半額までは見かけるのですが、半額以上の値下げというのはありますか?

担当者 会社のルールで半額までと決まっておりまして、それ以上下げることはできません。

–半額以外の値下げ率は、どのように決めていますか?

担当者 時間や、売れ行きによって決めています。

–比較的早い時間に値引きされているものを見かけることもありますが、それはどのような商品でしょうか?

担当者 あまり多くはないのですが、お寿司などは生ものを使用しておりますので、製造から6時間以内に売り切ることになっております。従って、それ以上の時間が経過すると廃棄の対象になりますので、営業時間にかかわらず割引となっていることもあります。

–実際、値下げすると売れ行きは変わりますか?

担当者 はい、そうですね。もちろん、できたてをお好みのお客様もいらっしゃいますが、値下げした商品のほうが売れていきます。

–値下げ率は、何%が一番多いのでしょうか?

担当者 20~30%が多いですね。

–ちなみに、カゴに入れてから精算までの間に棚の商品が値下げされた場合、頼めば値下げしてもらえますか?

担当者 値引きいたします。

 このように「割引のタイミングは特に決めていない」という結果だった。「閉店2時間前に一斉に30%割引」などのマニュアルをつくってしまうと、その時間帯にお客は殺到してしまうだろうし、ケース・バイ・ケースが店としては最適解なのだろう。とはいえ、閉店ギリギリに駆けつけても売り切れてしまっている可能性は高い。ちょうどいい時間帯を知る、それもまた人生の修業なのかもしれない。
(文=酒平民 林賢一/放送作家、脚本家)

・林賢一(はやし けんいち)
1979年、五反田生まれ。放送作家/脚本家。学生時代から古舘プロジェクトで修業。映画監督・入江悠と仲間たちが映画を愛する人々へ贈るメルマガ「僕らのモテるための映画聖典」(http://www.mag2.com/m/0001320971.html)で「新作映画のカット数を数える」という無謀な連載中。是非ご一読を。

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