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厳しさ増す生保業界、最大の課題は生保レディー改革?旧来慣習横行する営業現場の実態

文=黒羽米雄/金融ジャーナリスト
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●固定費の増大は保険料に反映

 雇用方針はもちろん生保各社の自由だが、生保レディーを必要以上に多く抱えれば、固定費は膨らみ、それは契約者が負担する保険料に反映される。規制業種だけに参入障壁も高い。保険の知識を持つ一部の層を除けば、契約者は割高な保険料を払わされ続けるのが実態だ。さらに日本は諸外国と違い保険料の中身が不透明といわれ、開示する法規制もない。

 最近では保険ショップの台頭で危機感を強めたのか、生保レディーを主力販路とする一部の生保が、保険ショップへ手数料開示を求めるための動きに乗り出したが、生保レディーの手数料開示にも矛先が向きかねないと気付いたのかトーンダウンしている。生保業界は、最大のブラックボックスである生保レディー販売網の真の改革を迫られている。
(文=黒羽米雄/金融ジャーナリスト)

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