「チョコボールの『金のエンゼル』と『銀のエンゼル』がまったく当たらないのですが、当たる確率は、どのくらいなのですか?」

担当者 たくさん買っていただいているのに、なかなか金が出ないとのことで、申し訳ありません。実は、確率をご案内することはできないのです。法律に基づいて限度内で入れています。直接弊社が関わってはいないのですが、以前あるテレビ番組で検証された際、チョコボールを1000個購入して調べたところ、金が2枚、銀が37枚という結果が出ておりました。あくまでその時の結果なので、いつも同じ確率だとは申し上げられないのですが、ご参考になりますでしょうか。

–では、エンゼルの確率は企業秘密になるということですか?

担当者 実は、景品に費やせる金額が、売り上げ予想額の2%までと法律で決められておりまして、売り上げ額を公表していない関係上、景品にかかる費用も伏せる必要がありまして、申し上げることができないのです。

–ちなみに、エンゼル出現の確率は、その年によっても変わってくるのですか?

担当者 もちろん、売り上げ予想額に関連するので、異なると思います。

–では、売り上げ予想額の高い年には、それだけ出現確率も高いということになりますか?

担当者 そうです。年間売り上げの予想額に比例します。

–応募は毎月どのくらいありますか?

担当者 応募は毎月1万名様くらいから来ています。

–都市伝説といいますか、梱包ビニールのバリやクチバシの折り目などから、エンゼルの印字された商品を見分けられるという、まことしやかな話を聞いたことがあるのですが、本当はどうなのでしょうか?

担当者 工場でまったくランダムにエンゼルを入れておりますので、そのような特殊なことはできないはずです。

–それでは、ハズレとエンゼル付きは同じ機械でつくっているということですか?

担当者 そうです。従って、まとめて箱買いしていただいても、まったくエンゼルが入っていないということもあります。

–最後に、エンゼル付きを引き当てるために、確率を上げる方法はありますか?

担当者 ランダムに入っているので、そのような必勝法はありません。

 厳しい。テレビ番組が検証した結果を信じるなら、金のエンゼルは500箱に1枚の確率ということか。そりゃ当たらないはずである。当たりを見分けるといわれる方法も、単なる都市伝説にすぎないこともわかった。

 あと銀のエンゼル1枚なのだが、必勝法がないとわかった今、買い続けるしかあるまい。

 森永製菓様の思う壺とは知りながら、今日もドキドキしながらチョコボールを開封する私なのであった。
(文=鮫肌文殊/放送作家)

【近況】秋に創刊される某サブカルチャー雑誌の企画で、平成の文豪2人(まだ名前はヒミツ!)の対談の司会をやることに。いったいどうなってしまうのか? 今から楽しみです!

●鮫肌文殊(さめはだ もんぢゅ)
1965年、神戸にて誕生。放送作家。『世界の果てまでイッテQ!』(日テレ系)、『さんまのスーパーからくりTV』(TBS系)などを手がける。

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