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“世界的作品”ドラえもん、パロディ動画に大反響 ソフト輸出の先駆者、巨額経済効果は?

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●ベトナムで放送当初の視聴率は40%

 この動画を制作したのは、ベトナム・ハノイで活動する若手俳優グループ「THE5050」のメンバーだが、異国の若者たちがパロディ作品をつくったということに驚く。『ドラえもん』の海外での認知度は、どの程度なのだろうか?

「1980年代に台湾、香港、タイから海賊版の『ドラえもん』コミックがアジア全体に広がりました。その後、さらに韓国、中国、マレーシア、インドネシアなど9カ国でアニメが放送され、大変な人気を得ました。それからヨーロッパ、中近東、中南米にも浸透し、『ドラえもん』は世界的なタイトルとなりました。作者の藤子・F・不二雄先生は亡くなる前に、ベトナムの子供たちのために『ドラえもん教育基金』を設立しており、ベトナム国内における『ドラえもん』と藤子・F・不二雄先生の人気は絶大です。2000年より同国内でアニメが放送されましたが、開始当時の平均視聴率は40%近かったと聞いています」(横山氏)

 ベトナムでの『ドラえもん』人気は、作品の魅力のみならず、異国の子どものために教育基金を設立した藤子・F・不二雄氏の優しさによるところも大きいのだろう。

●『ドラえもん』が日本経済に与える影響

 そんな世界に誇れる文化である『ドラえもん』だが、経済的視点で見た場合、一体どのような効果を日本にもたらしているのだろう。

「日本は現在さまざまな文化を世界に発信していますが、その中でも最も強い影響力があるのは、コミック、アニメ、ゲームなどのコンテンツ産業といわれています。『ポケットモンスター』(ポケモン)の全世界での経済的波及効果は1兆円を超えているともいわれており、コンテンツ産業の先導役である『ドラえもん』も世界最古のニュース雑誌で格式が高いアメリカの『タイム』誌で特集されました。8ページにわたって紹介されたのは、トヨタ自動車や日立製作所でも成しえなかった快挙で、『ドラえもん』がいかに影響力があるかがわかります。同作品の日本への経済的貢献度は非常に高いといっていいでしょう」(横山氏)

 日本のアニメが世界の人々を惹きつけるコンテンツとなって久しいが、そのパイオニアこそが、私たちが小さい頃から親しんだ『ドラえもん』だったようだ。ドラえもんの誕生日まで、あと100年足らず。その頃までに日本のコンテンツ産業をさらに成熟させ、生まれてきたドラえもんを驚かせたいものである。
(文=武松佑季/A4studio)

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