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パナソニック、テクニクス復活の意味 歴史の学びと愚直なカイゼンで目利き世代獲得なるか

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 そのヒントについては、9月17日に行われた同シリーズの発表会場で冷蔵庫と掃除機の新製品を説明していた現場の担当者2人に話しておいた。あえて当日登壇した代表取締役専務・アプライアンス社の高見和徳氏や常務役員コンシューマーマーケティング ジャパン本部長の中島幸男氏には提言しなかった。草の根の声が上層部まで届くか、実験してみたかったからである。したがって、本稿の読者には不親切なようだが、後のお楽しみということで今回は提言内容について詳述しない。

 テクニクスも「Jコンセプト」シリーズも、主要顧客として想定されるのはシニア層。この層を老人扱いしてはいけない。「地に足のついた驚き」を超える意外性(心から欲しくなるイノベーション)を求めている。テクニクスは一皮むけることができるだろうか。

 京都の老舗料亭の当主が言っていた。

「継承と伝統は違います。継承は単に先代と同じことを引き継ぐだけ。伝統とは、担う世代ごとに革新を遂げ、後世に引き継ぐことです」

 テクニクスは伝統的ブランドになれるのか。パナソニックは、歴史を深く読み、活かす力が試されることになるだろう。
(文=長田貴仁/神戸大学経済経営研究所リサーチフェロー、岡山商科大学教授)

【編註1】「ハイレゾ」とは「High Resolution」の略。JEITA「ハイレゾオーディオ」基準では、サンプリング周波数、量子化ビット数のいずれかがCDスペック(44.1~48kHz、16bit)を上回り、もう一方がCDスペックと同等以上(LPCM換算)。

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