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東京・港区のジャニーズ事務所
「いざこざが起きた時、被害者カップルに罵声を浴びせたりしていたのは主に錦戸と赤西の2人です。事務所からキツく言われているのか、さすがに手を上げることはなかったですが、かなりしつこく言葉で絡んでいました。山下だけは冷静で2人を制止したり、被害者女性のほうが証拠映像を撮っているそばに行き、『消去してほしい』と交渉していました」(クラブに出入りしていた目撃者)
しかし女性が消去に応じず、山下はその携帯電話を持ち逃げしてしまったのだ。しかも運悪く、その映像が防犯カメラにしっかり映っていたという。
「誰が見ても『窃盗罪』だと思いますが、使用や転売目的で盗ったわけではないので器物破損罪容疑での送検になりました。几帳面な性格が裏目に出た形になってしまいましたが、イメージの悪い『窃盗罪』が付かなかったのが、せめてもの救いでした」(芸能関係者)
ちなみに錦戸といえばその爽やかなイメージが強いため前述のような行動は意外にも思えるが、「実は酒が入ると暴れることで有名」(芸能記者)だという。
●不起訴の背景
今回の事件は人気ジャニーズアイドルが犯したものとして世間の注目を集める格好となったが、書類送検されるようなレベルの犯罪ではなかった。しかし事件が起こったクラブは、ハリウッドスターや世界中のセレブが多く集まることで有名でもあり、同時に非暴力団系犯罪集団の拠点だった。
「麻布署の刑事たちは、捜査にかこつけて同集団を一掃するチャンスだったので、どうしても山下を起訴したかった。しかし本庁から圧力がかかってしまったのです。ジャニーズ事務所には警察OBが4人ほど再就職していてズブズブの関係。赤西と錦戸が『何かあってもオレたちは揉み消せるんだよ』と、被害者に息巻いていたようです」(同)