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西川淳「ボンジョルノ!クルマ」(11月11日)

際立つマツダ、専門家&消費者双方から高評価の不思議 シンプルな努力で欧州車と比肩

文=西川淳/ジュネコ代表取締役、自動車評論家
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 1位:タント(ダイハツ)/約13.0万台※
 2位:アクア(トヨタ)/約12.3万台
 3位:フィット(ホンダ)/約12.1万台
 4位:プリウス(トヨタ)/約10.3万台
 5位:デイズ(日産)/約9.9万台※
 6位:N-BOX(ホンダ)/約9.6万台※
 7位:ワゴンR(スズキ)/約9.3万台※
 8位:N-WGN(ホンダ)/約8.7万台※
 9位:ムーヴ(ダイハツ)/約8.2万台※
 10位:ミラ(ダイハツ)/約7.9万台※
 ※印は軽自動車、
 
 ・参考資料
  新車乗用車販売台数月間ランキング(日本自動車販売協会連合会)  
  軽四輪車通称名別新車販売速報(全国軽自動車協会連合会)   

 実にトップ10のうち7モデルが軽自動車であり、残り3モデルはいずれもハイブリッド車のベストセラーカー(フィットは主力グレードがハイブリッド)という現実を考えると、専門家による「毎年のニューモデルから選ぶイヤーカー」と売れ線モデルとの乖離は、あって当然というわけである。ちなみに、ベスト10にランクインした軽自動車の中で、ホンダのN-WGNはCOTYのスモールモビリティ特別賞を獲得している。

●トヨタと日産が、専門家の評価するクルマをつくれないワケ

 さて。ここからが今回の本題だ。

 軽自動車は、もはや日本国民にとって欠くべからざる移動手段である。維持費も安く経済的で、性能もコンパクトカー並み。以前に比べて我慢を強いられるということがない。長距離ドライブも最近の軽自動車は難なくこなす。近い将来、軽自動車がCOTY本賞を取ることだってあるだろう。それはそれで、日本市場の特性を発信するいい機会になる。

 また、将来訪れるはずのスモールモビリティ(小型車移動)の世界観も、ひょっとすると軽自動車が先行して具現化するかもしれない。いずれにせよ、“小さいクルマをつくる”技術において、日本の全自動車メーカーが大きな力を持っていることは間違いない。現時点では、世界市場を目指す商品になっていないということだけが、COTY本賞を獲得できないひとつの要因かもしれない。

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23:30更新
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