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吉田潮「だからテレビはやめられない」(11月11日)

仲間由紀恵の不幸 致命的にツマラなくブスをナメた新連ドラで、“仲間の良さ”殺される

文=吉田潮/ライター・イラストレーター
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 さらには、作品にちっとも恵まれない佐藤隆太。熱血なんだか馬鹿なんだかよくわからないキャラで、THE中途半端。私の大好きな大女優・草笛光子を投入してはいるのだが、これまた中途半端な役どころ。草笛の実力をがっつり観たいのだが、そういう話は今後出てくるのだろうか? キャスティングうんぬんよりも中身の問題だ。致命的に面白くない。

「真言葉と偽り言葉、この耳ではっきりと聞き分けた…この事件、桜が聞きました!」

 なんつって、一応ヒットドラマに必ず存在する決めゼリフも作ってはみたけれど、長いし、響かないし、流行らないこと間違いナシ。

 仲間の代表作は、後にも先にもNHKの『テンペスト』だったと思う。GACKTと仲間の浮世離れは、あの世界観を素晴らしく彩っていたっけ。あの年代の女優陣の中では異彩を放つ、珍しい存在。現代風に迎合せず、フォーエバー古典を貫いてほしい。
(文=吉田潮/ライター・イラストレーター)

●吉田潮(よしだ・うしお):
ライター・イラストレーター。法政大学卒業後、編集プロダクション勤務を経て、2001年よりフリーランスに。「週刊新潮」(新潮社)で「TVふうーん録」を連載中。主な著書に『2人で愉しむ新・大人の悦楽』(ナガオカ文庫)、『気持ちいいこと。』(宝島社)、『幸せな離婚』(生活文化出版)など。「週刊新潮」(新潮社)の連載記事をまとめた単行本『TV大人の視聴』(講談社)が11月11日に発売される。

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