●国際線参入は無謀だったのか

 同社が国際線参入計画を発表した時、業界内からは一斉に「無謀」との批判が噴出した。ある業界関係者は、次のように同社の勇み足を残念がる。

「同社はドル箱羽田空港の発着枠を36枠も持っている。これをうまく使い地道な経営努力をすればLCCと大手のはざまの中堅航空の特徴を生かせたし、今後も成長し続けることが十分可能だった。それを国際線参入という無謀な計画でチャラにしてしまった」

 業績悪化と違約金問題で今や進退窮まった同社に残された最後の武器が、この羽田空港発着枠。これを駆使して八方ふさがりからいかに脱却するのか。「航空業界の喧嘩師」との異名を持つ西久保氏の手腕に注目が集まっている。
(文=田沢良彦/経済ジャーナリスト)

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