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今こそ聴きたい極上の日本語ポップス ビリー・バンバンの“隠れ名盤”を紐解く

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【リアルサウンドより】

 前回はアカペラやドゥーワップについて書きましたが、今回もコーラス・ネタです。僕は個人的に、コーラス・グループというのが復活しそうな気がしているのです。というのも、今のJ-POPシーンを見ていると、バンドはサウンド指向だし、アイドルは人数勝負。でも、そろそろそういった音圧の高い音楽ではなく、ソフトな歌モノ、いわゆるフォーク・ソングに近いハーモニーが復権するのではないでしょうか。チャートを見渡しても、そういったアーティストはほぼ皆無ですから、フォーク・ソング的な音楽を志しているミュージシャンは逆にチャンスです。

 ここでいうフォーク・ソングとは、「四畳半」のイメージの湿っぽいものでも、ボブ・ディラン直系の硬派なプロテスト・ソングでもありません。60年代末に登場した爽やかなカレッジ・フォークのイメージが近いでしょうか。カレッジ・フォークとは、ピーター・ポール&マリー(PPM)という米国のフォーク・グループにヒントを得て、美しいハーモニーを奏でるのが特徴で、フォーク・ブームの初期には「五つの赤い風船」や「はしだのりひことシューベルツ」などが人気を博しました。その流れで登場したのが、ビリー・バンバンという男性デュオ。後に「学生街の喫茶店」という大ヒットを飛ばすガロや、さらにいうと、その後のゆずやコブクロなどの男性2人組ブームにつながる先駆者といってもいいかもしれません。

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