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「また、追加緩和を機に日銀はJPX400指数(JPX日経400インデックス)に連動するETFも購入対象に加えた。JPX400指数は主要400社の株価動向を表し、東証と日本経済新聞社が共同開発した。時価総額や市場での売買高に加えて、株主持分利益率(ROE)も採用基準に含めた点に特徴がある」(同)
日銀が購入することで、400銘柄にはETF買いによる上昇圧力がかかるだろう。なかには、JPX400指数に採用されながら、日経平均には採用されていない銘柄もある。そのような銘柄は買いのチャンスかもしれない。
次に、GPIFは何を買うのか?
「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド社/11月22日号)の特集『買っていい株237 買ってはいけない株163 急変相場を見極める!』によれば、キーワードは「スマートベータ」だという。
スマートベータとは「何らかの“戦略”に基づいて、銘柄を選定し、ウェイト付けするのが特徴だ。例えば、企業の財務指標や業績を基準として、より高い収益を、安定的に上げられる銘柄構成を目指す。(略)市場平均を超えることを目指すという意味でアクティブ型だが、指数への連動を目指すという面ではインデックス型であり、従来のアクティブ運用とも異なる。いわばその中間だ」(同特集より)
新たな運用で採用するとした指数はJPX400のほか、企業規模に着目した「野村RAFI基準インデックス」「S&P GIVIジャパン」だ。こうした指数は、「TOPIXのような時価総額を基準とするのではない、“本当の意味での大企業”」がわかるのだという。このような銘柄選びは参考になるだろう。
(文=松井克明/CFP)
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