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南清貴『すぐにできる、正しい食、間違った食』(12月7日)

異常なコンビニやファストフード店の食品、味覚と体を狂わせる 生命に必須の栄養素欠如

南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

 加工食品を食べ続けて味覚が鈍くなると、どうしても濃い味を求めるようになります。するとまた、濃い味付けが施されている加工食品に手を出し、味覚の狂いに拍車をかけるという完全な悪循環です。私たちの体が食べたものでできているということを本当に理解しているのであれば、味覚を狂わせるような内容の食事はおのずとしなくなるはずです。

 劣悪な外食を避け、工業製品化された加工食品を排除し、精製されていない複合炭水化物を食事のベースにすれば、味覚はすぐに元に戻って正常になります。なぜなら、味を感じる味蕾(みらい)細胞の新陳代謝は非常に速いからです。体の中でも味覚は、大切な感覚だからでしょう。それもそのはず、生きていくためには食べなければならず、何を食べるべきかは舌の感覚が決めているのですから。

 子供たちの味覚を守るために、まずは大人の味覚を正常にしましょう。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

南清貴

南清貴

フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会
代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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