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ホッカイロの謎 振っても揉んでも無意味?早く温かくなる裏技が?丸一日持続の驚異

文=酒平民 林賢一/ライター
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ポケットに入れるとかですね。

担当者 そうです。限られた空間の中であれば熱が逃げにくくなりますので、より温かくなるのです。

–では、封を開けてからすぐポケットの中に入れておくと、早く温かくなりますね。

担当者 そうですね。

–先ほどの、温度20度・湿度55%くらいの状況で、ポケットの中に入れたと仮定すると……

担当者 理屈上は、最高温度に近い温度が出ることになります。

–なるほど。もう一点、「持続時間20時間」と書いてあるのですが、どのくらい誤差があるのでしょうか?

担当者 持続時間に関しましても、先ほどと重複してしまうのですが、お使いになられている環境によって変わりますので、あくまで平均が20時間とお考えください。

–わかりました。

担当者 最後に大変恐縮なのですが、実は今年の1月から弊社はホッカイロの製造・販売権を医薬品メーカーの興和さんに譲渡しております。従って現在はカイロの製造・販売をしていないのですが、まだお客様の手元には白元印のカイロがあると思いますので、ご質問に回答させていただいている状況です。

–ありがとうございました。

 カイロに関する疑問は解決したが、最後のコメントに少し驚いてしまった。今年1月にホッカイロの製造・販売の会社が変わっていたというのは知らなかった。それどころか、そもそもの販売元が白元ということも知らなかったので、販売元が変わったと聞いても「ああ、そうですか」という微妙なリアクションしかできなかった。

「知らなかったことが知らないうちに変更されている」

 よく考えたら、世の中というのはそうやって回っているのかもしれない。
(文=酒平民 林賢一/ライター)

・林 賢一(はやし けんいち)
1979年、五反田生まれ。放送作家/脚本。学生時代から古舘プロジェクトで修業。
映画監督・入江悠と仲間たちが映画を愛する人々へ贈るメルマガ【僕らのモテるための映画聖典】で「新作映画のカット数を数える」という無謀な連載中。是非ご一読を。

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