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ユニクロ、悲観論を裏切り続けた驚異の「大ボラ経営」 5兆円企業目指し世界をのみ込む

文=編集部

●苦戦のグローバルブランド事業

 14年8月期連結決算で、売上高5兆円の目標達成に向けての課題が、はっきり見えてきた。国内外でカジュアル衣料チェーンを展開するユニクロ事業は増収増益と絶好調だったが、買収した海外ブランドをテコにしたグローバルブランド事業は軒並み苦戦を強いられ、減益となった。

 12年末に250億円で買収した米高級ジーンズ「Jブランド」は高収益ブランドの触れ込みだったが、赤字継続のために127億円の減損損失を計上した。また、仏ランジェリーブランド「プリンセス タム・タム」、米ファッションブランド「セオリー」も振るわず、減益となった。

 ファストリは売上高5兆円達成に向けて、今後3年間でグローバル規模の取り組みを強化する。「ファッションとビジネスが結びつく場所」という発想からデザイン本部はニューヨーク、次世代ビジネスの本部はサンフランシスコ、文化情報を発信する本部はパリやロンドンに移すことを検討しており、世界で活躍する人材の確保や世界最高水準のサプライチェーンの構築を目指すという。

 早速、決算発表に先立つ10月7日、世界的クリエイターのジョン・C・ジェイを新設するグローバルクリエイティブ統括に起用することを明らかにした。同氏はグループ全体の商品デザインからマーケティング、プランニングを含むクリエイティブ部門をグローバルで統括する。

 一連のグローバル規模の取り組みが実を結べば、批判的なメディアや柳井氏の経営手法に厳しい視線を向ける小売業のアナリストたちを黙らせることができそうだ。
(文=編集部)

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