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山田修「展望!ビジネス戦略」(1月8日)

スカイマーク、「懐すっからかん」の経営危機を招いた、西久保社長の独断と愚行

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 たとえどんな大企業であろうと、経営者がオーナー企業的に即断即決で意思決定していくこと自体は別に悪いことではない。ただし、「それがうまくいっていれば」ということだ。西久保氏の発注行為は今となっては同社を決定的に追い詰めてしまっている。経営者としては最悪手を打ってしまったとしかいいようがない。

 キャッシュ・フロー的に窮状に陥った同社は、投資ファンドに数十億円規模の出資を求めていると報じられている。一方で、オペレーション的には日本航空に加えて全日空とも共同運行というかたちでの援助を求めている。しかし、共同運行は開始されるにしても早くて3月となる。投資ファンドのほうはその共同運行の成り行きを見て出資可否の判断決定を行うとみられている。

 今後2~3カ月の間にスカイマークの命運が決まる。いずれにせよ、西久保氏はしかるべきかたちで経営責任を取るべきといえよう。
(文=山田修/経営コンサルタント、MBA経営代表取締役)

撮影=キタムラサキコ
●山田修(やまだ・おさむ)
経営コンサルタント、MBA経営代表取締役。20年以上にわたり外資4社及び日系2社で社長を歴任。業態・規模にかかわらず、不調業績をすべて回復させ「企業再生経営者」と評される。実践的な経営戦略の立案指導が専門。「戦略カードとシナリオ・ライティング」で各自が戦略を創る「経営者ブートキャンプ第10期」が10月より開講。1949年生まれ。学習院大学修士。米国サンダーバードMBA、元同校准教授・日本同窓会長。法政大学博士課程(経営学)。国際経営戦略研究学会員。著書に 『本当に使える戦略の立て方 5つのステップ』、『本当に使える経営戦略・使えない経営戦略』(共にぱる出版)、『あなたの会社は部長がつぶす!』(フォレスト出版)、『MBA社長の実践 社会人勉強心得帖』(プレジデント社)、『MBA社長のロジカルマネジメント-私の方法』(講談社)ほか多数。 

「有限会社MBA経営 公式サイト」
http://senryaku.p1.bindsite.jp/
「山田修の戦略ブログ」
http://yamadaosamu.blogspot.com/

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