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闘うジャーナリスト・佐々木奎一がゆく! ワーキングクラスの被抑圧者たち 第24回

猫大量虐待?殺処分・遺棄横行か…動物実験や皮・肉の闇市場へ売却疑惑も

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 被害者たちは、B氏に譲渡したの返還と1人当たり100万円の慰謝料等を求め、大阪地方裁判所に提訴した。昨年1月の一審判決は、B氏に対し被害者1人につき10万円超の賠償金の支払いを命じ、同年6月の二審判決でも20万円超の賠償命令が下ったが、いずれの判決でも猫の引き渡し請求については、猫の特定が「不可能ないし著しく困難」という理由で棄却している。

 なお、植田弁護士が代理人をした事件で、似たような案件がある。大阪市在住の20代の女性が、猫の里親募集をしていた計8人から14匹を引き取ったが、ことごとく遺棄していたとみられている。この事件では、07年に被害者8人それぞれに20万円弱の賠償金を支払うこと、および猫の引き渡しを命じる判決が確定した。

 このような判例を踏まえ、B氏に対しても猫の引き渡しを求めて、現在は最高裁判所で争っている。

 なお、植田弁護士に「B氏は猫をどこへやったと考えているか」と訪ねたところ、「B氏に直接問い詰めたが、最後まで猫をどこにやったのか答えなかった」と言い、その上で「関西には、猫を動物実験や三味線の皮に使うための闇市場がある。そこに持って行った可能性もある」と推論を述べた。

 また、中国には闇市場で1000匹単位の猫の肉や毛皮を売りさばく犯罪集団もいるという(14年12月25日付英紙インディペンデント電子版より)。こういう組織に売却している可能性もあるだろう。

 このB氏をめぐる猫遺棄容疑事件は、関西圏ではテレビ等で盛んに報じられたが、現在も猫は見つかっていない。その点からみても、闇市場に猫を売りさばいた可能性は高いのかもしれない。譲渡、遺棄、殺処分、虐待…ペットをめぐる闇は深い。
(文=佐々木奎一/ジャーナリスト)

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