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今回は、外国人観光客の日本での消費活動について最新データで見ていきます。まずは観光客の国籍別内訳です。
●どこの国や地域からの旅行客が多いの?
日本政府観光局(JNTO)の最新データによると、2014年1月から9月までの国籍別外客数は、以下のとおりです。
上位3地域(台湾・韓国・中国本土)の合計で、全訪日外客数の60%超を占めます。これに米国・香港・タイまで加えると75%に上り、米国を除いて日本の観光客は大きくアジアに偏っていることがわかります。以降のデータは、この上位6地域を対象として国土交通省観光庁が14年7月~9月に調査したデータをグラフ化していきます。
日本を訪れた旅行客の国・地域別訪問回数割合です。台湾や香港の観光客にはリピーターが多く見られる一方、中国本土からは突出して「初めて日本を訪れる観光客」が多いことがわかります。この初めて訪れた観光客をどれだけリピーターに変えることができるかに、今後の日本の観光ビジネスの成功がかかっているといえます。
●日本では何にお金を使っているの?
宿泊施設に費用を割くのは中国人と米国人で、飲食費には大きな差はありません。グラフの中で最も特徴的なのは、2位のタイにダブルスコアをつけた中国人観光客の「買い物代」です。調査平均で12万円を超えるなど、中国人観光客にとってショッピングが重要な旅行の目的になっていることがわかります。逆に買い物に割く金額が少ないのは韓国人で、消費は鈍い傾向にあります。
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