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トヨタ、章男社長のワンマン体制確立で役員ヒラメ状態?絶好調スバルのトヨタ化懸念

文=編集部
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●カルビー

 スナック菓子大手のカルビーは、売上高営業利益率が長らく1%台と低迷していたが、15年3月期には10.5%になる。株価は1月23日、一時4535円まで上昇し、上場来高値を更新した。1月27日の終値は4500円。15年3月期連結決算の売上高は前年同期比6%増の2130億円、営業利益は14%増の225億円を見込み、過去最高を更新予定である。

 カルビーは同族企業から経営スタイルを転換して成功した希有な例である。09年に米ペプシコと提携、現在はペプシコ傘下の投資会社がカルビー株の約20%を保有する筆頭株主になった。同時にジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人の社長を務めた松本晃氏が会長兼CEOに就任した。松本氏はメディアの寵児になるような派手なパフォーマンスはせず、企業文化を変え、高収益企業に変身させたため「プロ経営者」と評されている。その松本氏が2月1日付で鎌田由美子氏を上級執行役員に迎えた。鎌田氏は「駅ナカ」と呼ばれる東日本旅客鉄道(JR東日本)駅構内の商業施設(エキュート)の仕掛け人として知られ、カルビーでは新規事業を担当する。

●ケーズホールディングス

 家電量販店ケーズホールディングスの動向も注目されている。19年3月期までの5年間で240店以上の中小型店を新規に出店。19年3月期に連結売上高1兆円(14年3月期比43%増)を目指す。家電量販業界は消費増税後の反動減で苦戦が続く。最大手のヤマダ電機などが新規出店を抑制するのに対して、ケーズは攻めの姿勢を貫く。ヤマダからケーズへの主役交代も囁かれている。

●出光興産

 巨象が目覚めたと話題になったのが出光興産だ。石油メジャーの英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル系の昭和シェル石油にTOB(株式公開買い付け)を行うことが明らかとなった。経済産業省がシナリオを練った官製再編の流れに乗った。ロイヤル・ダッチ・シェルは原油安が業績の重荷になっており、昭和シェルへのTOB提案に応じる方針とされる。

 出光興産はこれまで、石油元売り大手として独立路線を歩んできた。資本と経営を分離したとはいえ創業家の資産管理会社、日章興産が筆頭株主で、創業者の孫である出光正和氏は第10位の大株主。出光一族の持ち株比率は31.21%に達する。正和氏と隠然たる影響力を持つ天坊昭彦相談役が再編に舵を切ったとの見方もある。

 出光を核とする業界再編に、米エクソンモービルの日本法人を買収し新体制に移行した東燃ゼネラル石油がどう絡むのか。単独の経営を続けられるかどうかの岐路に立つコスモ石油を含め、今年は石油関連企業トップの動向から目が離せない。
(文=編集部)

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