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JFAハウス(「Wikipedia」より/Koh-etsu)
「大仁会長は、自分たちへの処分を検討していると発表しながら、『今後は、もっとよく調べて監督を探したい』『3月の試合(チュニジア戦)には間に合わせたい』と、後任者を選定することを示唆しています。すでに次の仕事をしながら、自分たちへの処分を検討するというのは、腑に落ちません」(スポーツライター)
大仁会長は否定しているが、アギーレ氏の黒い噂は就任当時からファンの間でも囁かれていた。それでも強行し、失敗してしまった。責任はとてつもなく重い。他の業界と比較しても、辞任は免れないとの見方が一般的だが、日本サッカーはどうなるのだろうか。
「実際に辞任をするかどうかは不明です。しかし、アジアカップ敗退が決まった直後の1月23日に、アギーレ氏の監督続投を大仁会長は明言しました。この発言を覆したのは後任探しにめどが立ったからとみられており、もし今辞任した場合でも、新監督は実質上、大仁会長ら現在の協会トップが選んだ人物になります。つまり大仁会長が辞任しても、なんの意味もないのです。もちろんファンもそんな矛盾には気付いていますから『後任探しを今すぐリセットして、さっさと辞めてくれ』『サッカー協会に大刷新を』という声が上がっています。はっきり言って、もう協会は手の施しようのない状態です」(同)
アギーレ氏の監督としての手腕は、誰もが認めるところだ。今回の解任は、その手腕と八百長疑惑の危うさを天秤にかけて、それでも強行したことに端を発している。一番迷惑を被ったのは、選手たちにほかならない。なんにせよ、日本サッカー協会には、選手たちがプレーに専念できるような環境を一刻も早くつくり上げてほしいものだ。
(文=沢野奈津夫)