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「不潔な」マック、客離れ加速 異物混入で世間は騒ぎすぎ?問題企業擁護論の間違い

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 そんな発言を企業は真に受けてはいけない。1月11日に放送されたテレビ番組『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)では、「食品への混入、許せる、許せない」という100人アンケートを紹介している。その結果は、危害を及ぼす可能性が高い金属は「許せる18人、許せない82人」だったが、健康影響が低いと思われる虫は「許せる11人、許せない89人」、さらに歯は「許せる3人、許せない97人」だった。金属より、虫や歯のほうが許せないという人が多かったのだ。

 理由は「不潔」である。昨年のマクドナルドの中国工場期限切れ食肉問題でも、あの映像を見た多くの人が「不潔」という印象を受けたことが、消費者のマクドナルド離れを招いた。「昔は日本でも落ちたものを拾っていた」と言われても、今の消費者には通用しない。不潔な企業の食品を食べる気がしないのが、今の消費者である。特に女性に、その傾向が強い。食は、女性に選ぶ権限がある場合が多いといわれる。その女性に嫌われたら終わりだ。食に関係する企業は「女性を敵に回すな」を肝に銘じるべきである。

「虫なんか平気で食べる」「入っていても取り除いて食べればよい」といった企業を擁護する発言には、企業は決して耳を貸してはいけない。「今の日本人はきれい好きというより潔癖症すぎる」と言っても、「金属より、虫や歯がいやだ」という消費者が多いのが現状である。「昔はよかった」「昔はこうだった」と過去の常識にとらわれている企業に先はない。

 企業は、昔の消費者と商売しているわけではない。好むと好まざるとにかかわらず、今の消費者に支持されなければ企業の発展はない。消費者感覚を理解していない企業が不祥事を起こす。社内外のゴマすり言葉には用心すべきである。
(文=垣田達哉/消費者問題研究所代表)

「不潔な」マック、客離れ加速 異物混入で世間は騒ぎすぎ?問題企業擁護論の間違いのページです。ビジネスジャーナルは、連載、マクドナルド異物混入食品の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

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