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桃田健史「クルマ“周辺”」

アップル、クルマ産業“侵食”加速 本格参入の先の野望 クルマ=情報端末の時代へ

文=桃田健史/ジャーナリスト
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 そうした中、3月9日にアップル独自イベントでアップル・ウォッチの量産型が公開された。アップルの狙いは、最新デバイスとしての高性能さだけではない。ジュエリーや有名キャラクター等を活用して、高付加価値で寿命の長い商品性を追求している。

 この商品戦略の延長上に、自動車もある。アップルとしては生産規模を追うのではなく、
高級車としてのブランド戦略を最優先するはずだ。この点では、ビッグデータビジネスを最優先すると考えられるグーグルとは目指す方向性が違うはずだ。

 重厚長大型の旧来ビジネスがまかり通っている自動車業界にとって、アップルらIT系企業が持ち込む新しい自動車が、大きな衝撃になることは間違いない。
(文=桃田健史/ジャーナリスト)

桃田健史/ジャーナリスト

桃田健史/ジャーナリスト

桐蔭学園中学校・高等学校、東海大学工学部動力機械工学科卒業。専門は世界自動車産業。その周辺分野として、エネルギー、IT、高齢化問題等をカバー。日米を拠点に各国で取材活動を続ける。日本自動車ジャーナリスト協会会員。一般誌、技術専門誌、各種自動車関連媒体等への執筆。インディカー、NASCAR等、レーシングドライバーとしての経歴を活かし、テレビのレース番組の解説担当。海外モーターショーなどテレビ解説。近年の取材対象は、先進国から新興国へのパラファイムシフト、自動運転、EV等の車両電動化、情報通信のテレマティクス、そして高齢ドライバー問題や公共交通再編など。
ジャーナリスト 桃田健史 オフィシャルサイト

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