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疑惑まみれのgumi上場が波紋 市場に甚大な悪影響、投資家を欺く不可解な動きや不祥事

文=編集部
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 3月16日に始まる週には1週間で5社が新規上場したが、上場後の記者会見ではgumiを連想させるような質問が相次いだ。「15年3月期の業績予想は確かか」と聞かれたある企業のCEO(最高経営責任者)は「ゲーム会社とは違う。黒字予想が一転して赤字になることはない」と皮肉まじりに答えていた。「上場がゴールにならないか」と聞かれた経営者もいたが、「上場はスタートにすぎない」と反論していた。

 gumiは上場予備軍に冷や水を浴びせ、投資家はIPO案件に距離を置き始めた。上場時の公開株価算定に幹事証券会社もシビアになっている。ここ最近、公開株価はバブルの傾向が強かったが、一時より下がっている。そしてなにより、東京証券取引所が上場候補企業の業績下方修正、特に赤字転落に敏感になっている。

 今年は上場企業が100社前後に上るとされていたが、gumiショックにより証券取引所の審査が厳格化されることは確実視されており、IPOを諦めざるを得ない企業も出てくる可能性がある。

 gumiショックの波紋が広がる中、Aiming上場初日、3月25日の同社株式初値に注目が集まっている。
(文=編集部)

【続報】
 3月25日にIPOしたAimingの株価は低調なスタートを切った。公開価格920円に対して、株式新聞は63.0%高の1500円(15年12月期業績を基準にした予想PERは40.7倍)と予想したが、実際は12.1%上回る1032円(同28倍)で初値をつけた。東証マザーズ上場企業としては市場から吸収金額が59億円と大きかったことや、やはりgumiの経営陣の失態が影響した。主幹事証券が野村である点もgumiと同じで警戒する向きが多かった。初値形成後は1028円まで下げ、初日の安値となったが、その後は買い優勢の展開となり、一時、1319円まで上昇した。終値は1126円だった。翌26日は1175円でスタートし、安値は1170円。1349円(223円高)と反発した。一方、gumiは3月19日の1282円の上場来安値から反発、3月26日は1693円(170円高)で終わった。野村が上場2日目に紹介リポートを発行。1株利益を2015年12月期54円(会社予想は36.8円、前期19.1円)、来期60.6円と強気の予想をしている。「高い開発力と運営力でコア層を開拓する異色のスマホオンラインゲーム会社だ」と指摘している。

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