「楽しいことはない」と語る清原の現状

 清原は「両親も回った」という四国八十八カ所の霊場をめぐるお遍路が悲願だったようで、番組ではその様子に密着していた。「自分のためにはもうがんばれないので、人のことを祈りながら歩いている」という清原だが、現役時代に痛めたひざは「日常生活ができないほどのレベル」のため、急坂では立ち止まってしまうなど、かなり痛々しい姿が放送されていた。

 今回、お遍路を決意した心境を「真っ暗闇の中に自分がいて、何か一歩踏み出さないと。光を探しに出ないと」と表現する清原。これまでは「自分さえよければいい」という精神で家族を犠牲にしてきたが、「それですべてを失って。今度は人の役に立つ人間になろう」と思い立ったという。

 事前の話し合いなどは一切なく、ある日夕方に帰宅すると家族が消えていたという清原は、現在1人でマンスリーマンションに住んでいる。息子とは自分の意思で会うことはできないようで、中居からの「今、何やってる時が楽しいですか?」という質問には「楽しいことはないですね」と即答した。しかしながら、「街角のファンから声をかけられることがうれしい」としみじみと語り、やはりファンの応援が力になっているようだ。前出の関係者が語る。

「番組では、息子への愛情を強調し、野球の練習をしている見知らぬ親子にアドバイスしたエピソードを話すなど、これまでのイメージを覆したいという意図が見え見えでした。中居も、何度も『この番組をきっかけに、またテレビに出てほしい』と呼びかけていましたが、まるで番組を通じて世間にそういった空気を醸成しているかのように見えました」(同)

 番組を視聴した40代男性の清原ファンはこう語る。

「これほどスター性があり、ドラマチックな現役時代を送った選手も珍しいと思います。最近は週刊誌の報道などで目にすることのほうが多いですが、いつか指導者として野球界に戻ってきてほしいというのはファン共通の願いです。成績について、一概には比較できませんが、清原の通算本塁打数525本は松井秀喜の507本よりも多いですし、通算サヨナラ本塁打数は歴代1位です。選手としての実績、存在感は申し分ありません」

 また、別の清原ファンの30代男性はこう語る。

「番組では、ライバルであり盟友でもあった元プロ野球選手・佐々木主浩のコメントもありましたが、清原さんは米メジャーリーグのマイアミ・マーリンズのイチローや歌手の長渕剛ともすごく仲がいいのです。やはり、一流は一流を知るということでしょう。現役時代の晩年、けがに悩まされた時には、選手を含めて多くの友人から励ましを受けたともいいますし、本来は情に厚く人望のある人物なのです。最近は誤解されることも多いですが、これをきっかけにまた活躍してくれることを望みます」

 今回のテレビ出演に対して、業界内から冷ややかな目はあるものの、いまだにファンから根強い支持を受ける清原。今後、現役時代のような豪快な活躍は見られるのだろうか。
(文=編集部)

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