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「だから直接聞いてみた forビジネス」

予約した新幹線のチケットを、乗車駅で発券できないのは不親切すぎでは?JRを直撃!

文=酒平民 林 賢一/ライター

 この連載企画『だから直接聞いてみた for ビジネス』では、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問(?)を、当事者である企業さんに直撃取材して解決します。今回は林賢一氏が、新幹線のチケット購入システムに関する謎について迫ります。

【今回ご回答いただいた企業】
JR東日本ネットステーション・えきねっとサポートセンター

 先月、京都に行ってきた。太秦にある東映京都撮影所で撮影中の時代劇の現場を見学するためだ。この撮影所は、春日太一氏の名著『あかんやつら 東映京都撮影所血風録』(文藝春秋)の舞台にもなった伝説の場所で、過去にさまざまな傑作時代劇が撮影されてきた。そこでどんな風景を見ることができたかは、本稿とは話がそれるので割愛するが、とても充実した京都滞在であった。

「いいモノを見られた」と、上機嫌で東京行きの新幹線に乗るために西日本旅客鉄道(JR西日本)の京都駅に行き、そこでチケットを発券しようとすると、なぜかできない。東日本旅客鉄道(JR東日本)のインターネット予約サービス「えきねっと」できちんと予約購入してあるはずなので、調べてみて驚いた。

「えきねっと」で購入したチケットは、JR東日本の窓口でしか発券できないのだという。きちんと確認しなかった自分が100%悪いのだが、よく考えてみてくれ。

「乗車駅で発券できないチケット」

 これは、あまりにも不親切すぎやしないだろうか。例えば、こんなチケットがあったらどうだろう。

「遊園地の入り口で買えないチケット」

「ここで売らなかったら、どこで売るのか」と言いたくなる。では、こんなのはどうだろう。

「ライブ終了後に売り出されるチケット」

 もはや完全に意味がない。同様に、やはり「乗車駅で発券できないチケット」は意味がない。これは完全に罠である。しつこいようだが、規約をしっかり読まなかった自分が悪いのは重々承知の上で、このシステムは新幹線に乗らせないトラップとしか思えない。

林 賢一

林 賢一

1979年、五反田生まれ。脚本、構成。学生時代から古舘プロジェクトで修業。参加作品は、『トーキングフルーツ』(フジテレビ・火曜深夜24時25分~)、ドラマ『恋とか愛とか(仮)』(広島ホームテレビ・木曜深夜24時15分~)、舞台『古舘伊知郎トーキングブルース2014』、アニメ『脇役目線』(WOWOW)など。映画監督・入江悠と仲間たちによる映画メルマガ【僕らのモテるための映画聖典】で「映画のカット数を数える」という無謀な企画を連載中。

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