「今は視聴率の取れない時代なので、各局とも冒険をしづらくなっています。そのため、会議で新しい企画をプレゼンしても、『その番組で本当に数字が取れるのか?』と徹底的に聞かれます。その時に“世界”の番組は、他局で高視聴率を取っている番組も少なくないので通りやすい。でも、増殖すればするほど、後発番組は不利ですよね。既視感ありありですから。特にフジTBSといった不調の局は最近、他局の後追いになる傾向が強い。そして、低迷する。昔は、両局とも『後追いはしない』というプライドがあったのですが、今ではすっかり変わってしまいました」(別のテレビ局関係者)

 時間が経ってからの後追いは、微妙に変わり続ける世相を読んでいるとはいえないだろう。

「最近のフジやTBSは、『他局で成功している』という安心感だけを頼りに新番組を制作したり、企画を立てているように見受けられます。それでも昔なら、他局と同じような番組でも、フジやTBSは資金力豊富なのでタレントのブッキング力で上回れました。でも、今はキャスティングで視聴率の上がる時代ではありません。こうした背景が両局の視聴率低迷につながっているのではないでしょうか」

 80年代には時代を掴んでいたフジテレビとTBSも、いつからか世相を読めなくなってしまったのだろうか。
(文=編集部)

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