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パナホーム訴訟、会社と弁護士が高齢女性へやりたい放題 庭園破壊&高額虚偽請求

文=新田 龍/株式会社ヴィベアータ代表取締役、ブラック企業アナリスト
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パナホーム訴訟、会社と弁護士が高齢女性へやりたい放題 庭園破壊&高額虚偽請求の画像1「Thinkstock」より
「ブラック企業アナリスト」として、テレビ番組『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)、「週刊SPA!」(扶桑社)などでもお馴染みの新田龍氏。計100社以上の人事/採用戦略に携わり、数多くの企業の裏側を知り尽くした新田氏が、ほかでは書けない「あの企業の裏側」を暴きます。

 最難関といわれる国家試験に合格し、日本の司法制度を支えるエリートで、正義感の強い人物がなる職業……。弁護士、検事、裁判官に対して、そのようなイメージを持つ人もいるだろう。実際、正義感にあふれ、弱者の味方となって活躍している法曹関係者も多いはずだ。

 しかし昨今、法曹界では不祥事が続出している。今回は、正義を追求せず、悪事を働く企業に加担するかのような振る舞いをする弁護士と裁判官を紹介したい。

A弁護士の事例

(14年7月6日付当サイト記事『パナホーム、高齢被害者女性を提訴、強引に契約催促、架空請求、書類偽造の疑い』参照)

【事件概要】
「パナホーム」ブランドを信頼して土地活用を任せようとした顧客B氏に対して契約を強引に迫り、会社側が捏造した書類を基に一方的に着工した上、「工事が進んでいる。定期預金を解約してでも代金を支払え」と強要した。さらに、代金を受け取りながら整地工事も十分に行わず、B氏家族の形見の品である石灯籠を破壊、一部を勝手に持ち出して返却もせず、実際にはかかっていない費用まで虚偽請求し、挙げ句の果てには「金を払えないなら土地を売り払え」と顧客を恫喝的に訴えた。

 本件工事には銀行からの融資が必要であり、同社側からB氏に対して「提携金融機関から融資が可能」と説明していたにもかかわらず、同社は金融機関との調整を行わず、融資が得られなかったために計画自体が頓挫したのだ。着工したものの工事は中断を余儀なくされた。しかし、その後も同社は不手際をすべて棚上げして費用を請求。工事を完成していないどころか、自慢の日本庭園を破壊し尽くされ、荒地として放置された状態になっているにもかかわらず、600万円近くの費用と延滞料まで支払わされたのである。

 本事件は、パナホームのやり口も悪質なら、同社代理人としてB氏を訴え裁判に臨んだA弁護士も悪質である。同弁護士は以前、大阪弁護士会の副会長まで務めた大物弁護士であるが、明らかに詐欺的意図が含まれたパナホーム側に味方し、法的に書類が整っていることを盾に、本来必要もないお金をB氏に支払わせるように仕向けたのだ。

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