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そのヒロミは今春から『美女たちの日曜日』(日曜10時〜、テレビ朝日系)でMCを務め、深夜帯を除けば『発掘!あるある大事典』(フジテレビ系)以来、11年振りのMCとなった。しかし番組は大苦戦が続いており、4月5日の放送開始から2%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)が続き、4月26日にはついに1.8%を記録してしまった。テレビ局関係者が話す。
「低視聴率の責任をヒロミに押し付けるのは、あまりに酷です。完全に編成の失敗ですよ。裏番組には『サンデージャポン』(TBS系)、『ワイドナショー』(フジテレビ系)というワイドショーがあり、『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)というトーク番組もある。この3番組のテイストを混ぜ合わせた感の強い後発番組が受け入れられるはずがありません。予想通りの低迷です」
3月まで同枠で放送されていた『報道ステーションSUNDAY』(4月から日曜16時30分〜に移動)は4〜5%台で、大きなニュースのある時は8%台に到達することもあった。「日曜午前で1%台が続けば、完全に打ち切り対象となる」(別のテレビ局関係者)という厳しい結果であり、テレ朝にとっては大きな痛手といえる。
「一昨年に年間視聴率2冠王を獲得した頃と違い、上位に入ってしまったことでテレ朝には守りの姿勢がみえます。以前のテレ朝であれば昨年ヒロミがブレイクするかしないかの頃に思い切ってMCに起用したはず。視聴者は昨年1年間でヒロミに見慣れてしまった。そこで、起用しても新鮮味がない。また、ヒロミは裏番組の『ワイドナショー』の準レギュラーでしたから、強奪するようなやり方もテレ朝らしくありません」(同)
進取の精神こそ、かつて弱小局と呼ばれたテレ朝の強みだったが、業界の勝ち組となった今、その精神は失われてしまったのだろうか。
「テレ朝に勢いのあった11年、『マツコ&有吉の怒り新党』が始まっています。当時、マツコ・デラックスと有吉弘行という2人にネオプライム帯で冠番組を持たせることは画期的でした。それに、まだコンドーム騒動のイメージが抜け切れていなかった夏目三久アナをアシスタントに起用したことも、インパクトが大きかった。この組み合わせが斬新だったからこそ、『怒り新党』は大成功を収めたわけです。『美女たちの~』には番組構成自体に既視感すら感じられ、もう一人のMC向井慧(パンサー)、進行役の大木優紀アナとヒロミとの組み合わせも、陳腐なものといわざるを得ません」(同)
『美女たちの~』の躓きが、テレ朝失速の始まりとならないことを願うばかりである。
(文=編集部)