LINEと親会社・韓国ネイバーが抱える“重大な問題”　ついに訴訟沙汰勃発！

上場への障害

　LINEに先立ちネイバーは昨年7月、東証と米証券取引委員会（SEC）に上場申請を行った。ところが同年9月下旬に突然、年内の上場は延期すると発表した。延期した理由を明らかにしていないため、さまざまな説が取り沙汰されたが、「理由のひとつとして指摘されているのが、コンプライアンス（法令遵守）の問題」（市場筋）だという。

「LINEはニュース記事や、ネット掲示板『2ちゃんねる』への書き込み内容などをテーマ別にまとめる『NAVERまとめ』や『ライブドアブログ』から得られる広告料を収益源のひとつとしている。このうち、ライブドアブログ上のまとめサイトの運営者を相手取り、名誉毀損の裁判が起こされた。判決によっては、LINE傘下のライブドアの責任が問われる恐れがある」（14年10月29日付産経デジタル）

　LINEは親会社ネイバーの議決権を高める「種類株」を発行して東証に上場する意向だが、「株主の平等」原則を重視する東証は難色を示している。種類株の上場が認められなければ、LINEは日本を素通りして米国市場への上場を優先する可能性もある。
（文＝編集部）