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あの注目の外資系出身“プロ経営者”が大失態!巨額損失発生で窮地に 不正経理見抜けず

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「海外売上高1兆円」という大目標に向かって、LIXILは大型M&A攻勢を加速させた。09年7月、米トイレメーカー、アメリカンスタンダードのアジア部門を176億円で買収したのを皮切りに、11年12月には欧米でビル外壁事業(カーテンウォール)を手掛けるイタリアのペルマスティリーザを608億円で買収。13年8月にはアメリカンスタンダードの北米部門を305億円で買収した。

 そして海外M&Aの最大案件がグローエだった。同社の水栓金具は世界の高級ホテルに採用されており、高いブランド力を持つ。

 LIXILグループは14年1月、日本政策投資銀行と共同出資する特別目的会社を通じてグローエ株式を4109億円で取得。15年1月、特別目的会社が発行済み株式総数の87.5%を取得し、LIXILは持ち分を56.25%に高めて連結子会社にした。これに伴い、ジョウユウを4月から連結子会社に組み入れた。

 LIXILは手薄だった高級品を充実させるとともに、4000店規模の販売網を持つ中国最大手の金具メーカー、ジョウユウを手に入れ、中国・アジアの水回り事業の中核に据えた。新興国市場を開拓して「海外売上高1兆円」達成のシナリオを描いた。そのジョウユウの破産を受け、LIXILは急遽新興国戦略の立て直しを迫られることになった。

「LIXILは、それでも海外M&Aに活路を求めるしかない。国内事業が不振だからである。リフォーム需要が伸びると判断して、営業人員を増やしテレビCMを打ったりしたが、不発に終わった。少子高齢化に伴う人口減に直面している国内事業に、明るい展望は開けない」(市場筋)

 M&Aの加速で、LIXILの従業員数は8万人に達した。買収先の幹部を交えた「グローバル経営委員会」を設置するなど、グループの一体化に取り組んでいるが、それでもジョウユウの不正経理は把握できなかった。

「グローバル規模での企業統治の仕組みがないことを、ジョウユウの破産が浮き彫りにした」(同)と指摘されるLIXILの成長戦略が、早くも岐路に立たされている。
(文=編集部)

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