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大西宏「コア・コンセプトのビジネス学」

話題のアップル「音楽聴き放題」は失敗する?類似サービス乱立、高い有料会員のハードル

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 基本的にはインターネットラジオの「dヒッツ」は、プログラムの種類が1000と豊富で聴き放題なこと、また、500円コースであれば毎月10曲をmyヒッツとして保存し、iTunesの音楽とミックスして再生できること、再生中の音楽の歌詞を見られること、などが売りです。ドコモの契約者以外でも利用は可能ですが、やはり中心はドコモユーザーでしょう。

 日本の音楽でCDが根強い要因として、おそらく、海外ではほとんど消滅したCDレンタルサービスの存在が大きいと思います。CDを借りてコピーし、パソコンやスマートフォンで聴くスタイルが定着しているからではないでしょうか。そして、気に入ったアーティストの新曲などを、CDで購入するのです。

 さて、定額音楽配信サービスは、ユーザーの視聴スタイルを、CDによる「楽曲の購入」、あるいは「ダウンロードで購入」や「CDを借りてコピー」から、一挙に「聴き放題」に塗り替えてしまうほどの破壊力を持っているのでしょうか。そして、定額音楽配信サービスが伸びるとして、いったいどこがその勝者になるのでしょうか。

 メディアの論調では、日本の定額音楽配信サービスが黒船・Apple Musicをどう迎え撃つのか、または迎え撃てるのか、という議論が目立ちます。Apple Musicは、すでにサービスをスタートさせている日本の定額音楽配信に食い込むだけの魅力を持っているのか、という視点も当然あるでしょう。

 アップルは、電子書籍ではアマゾン・ドット・コムの後塵を拝していますし、動画サービスも、カテゴリは少し違いますが「Netflix」や「Hulu」ほどの成功は収めていません。アップルだから成功する、とは限らないのです。

「聴く」から「ライブ」へ、音楽産業の構造変化

 音楽をパソコンやiPodなどのデジタルオーディオ機器、またその流れを汲むスマホで聴くようになり、音楽市場は大きく変化しています。「聴く」から「体験するライブ」への、ドラスティックな市場のシフトです。

 よく「音楽産業は衰退産業だ」と言われますが、それは「聴く音楽」のCD販売やダウンロード販売に限ったことで、実は「体験する音楽」としてのコンサート売り上げは顕著に伸びてきています。

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