『男道』(幻冬舎/清原和博)
そんな清原が、6月28日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演した。MCを務めるお笑いタレント・後藤輝基(フットボールアワー)から「最近、いろんなところに行ってるんでしょ?」と聞かれた清原は、「四国のほうに、お遍路さんですね」「八十八カ所回ってるんです」と答え、動機について「もう一回自分を見つめ直す旅と、家族のことであったり、母親のことであったり」と説明した。テレビ局関係者が語る。
「清原のお遍路アピールは『またか』という感じです。『金スマ』出演の際も、過去の出来事をすべて美談に仕立て上げようとする構成に『なんだ、この茶番は』『イメージアップに必死だな』といった批判が殺到しました。『行列』では、白装束に身を包み、花に囲まれた笑顔の写真が映っていましたが、いかにも『禊をしています』『改心しました』と訴えているように見えました。モデルの藤田ニコルの要求に応じて、恥ずかしがりながらも『きゃわたん』とおどける場面がありましたが、それぐらいダークイメージの返上に必死ということでしょう」
また、番組内では2013年9月放送の『明石家さんまの転職DE天職』(日本テレビ系)のVTRが流れた。1999年4月、当時読売ジャイアンツに所属していた清原は、広島東洋カープ戦で小林敦司投手から頭に死球を受けて激昂、乱闘騒ぎに発展してしまう。小林投手は現役引退後、パティシエに転身して東京・代官山にカフェを開店したが、そこに清原がサプライズ訪問するという内容だ。
白のスーツにサングラスという格好で、13年ぶりに清原と小林が対面、清原が「このケーキおいしいね」と話しかける。「ありがとうございます」と恐縮しきりの小林に対し、清原は「一等地で店を構えるっていったら、野球をしていた時以上の努力をしたと思う」「がんばってくれていて、うれしいですよね」「コントロールは悪かったですけど、味のコントロールは抜群」と温かい言葉をかけ、かつての因縁の相手と“和解”した。
小林の店には2人の記念写真が飾られており、それ以降、清原は差し入れに小林の店のチーズケーキを持っていくようになったという。
まるでブラック企業のような精神論を吐く清原
『行列』での清原について、プロ野球を取材しているスポーツライターは以下のような見方を示す。