また、時計が常時表示されているわけではなく、腕の動きを感知して表示されるのだが、若干のタイムラグがあることや、腕をちょっと傾けた程度では表示されないこともあるなど、時間を知りたいときにストレスを感じる場合があるという意見も多い。

 さらに、購買意欲をかき立てるような、有用なアプリがまだ少ないというのも一因だろう。ゲーム機などの電子機器は、ソフトの人気に支えられることが多い。アップルウオッチにおいても、消費者が心を揺さぶられるようなアプリが出てくれば購入者が増える可能性はある。アップルウォッチ専用のアプリは続々と開発されてはいるが、「そのアプリを使いたいからアップルウオッチを買う」と思わせるまでのものはないのが現状だ。

 そして、最大のネックは値段が高いことだろう。もちろん、発売前から値段は明らかになっていたが、性能が明らかになるにつれ、釣り合いが取れていないと判断する消費者が増えているのではないか。最も安価なスポーツバージョンでも税別4万2800円からで、気軽に手を出せる価格ではない。

 多くの消費者はまだ様子見をしているとみられ、今後、改良を重ねられれば次世代以降のバージョンで普及する可能性はあるが、今世代のアップルウォッチが売り上げを回復するのは難しいかもしれない。
(文=編集部)

RANKING
  • 企業・業界
  • ビジネス
  • 総合