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ワタミ、渡邉美樹氏の資産管理会社がいまだ強大な支配権 個人所得は年13億円

文=編集部
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 ワタミは新メニュー投入を業績回復の柱に据えた。しかし、4月の外食事業の既存店売上高は前年同月比10.7%減、5月も10.8%減と苦戦を続けている。メニュー戦略が不発に終わり、株主からは「大丈夫か」との声が出た。それでも清水氏への賛成率は再建への期待から97.0%と高かった。創業以来の危機にある同社経営再建の道筋を立てられなければ、来年は厳しい評価が下されることになる。

渡邉氏の資産管理会社は、ワタミの「親会社等」

 ワタミといえば、創業者・元会長で参議院議員の渡邉美樹氏が有名だ。衆参両議院は14年分の議員所得に関する報告書を公表したが、渡邉氏の所得は12億8109万円とケタ違いの金額で1位だった。内訳は外国株式の譲渡益が11億3184万円、外国投信分配金7811万円、貸付利息2136万円、歳費・役員報酬4975万円。

 昨年1月に公開された参議院議員の資産報告書によれば、渡邉氏の資産額は17億580万円で第1位だ。だが、渡邉氏の資産の大半はワタミの株式だが、これは含まれていない。渡邉氏が100%出資する資産管理会社の有限会社アレーテーが株式を保有しており、同社代表者は渡邉氏の家族のため、資産公開の義務はない。

 ワタミは6月30日、アレーテーの財務諸表を公開。「支配株主等に関する事項について」として、アレーテーが議決権の28.0%を所有する「親会社等」であると公表した。同社社長は息子の将也氏。投資有価証券314億円を運用し、15年3月期に1億1400万円の売上高を計上している。
(文=編集部)

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