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東京駅八重洲口激変!超高層ビル2棟建設、小学校も入居、地下に巨大バスターミナル…

文=編集部
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三井不動産に大差をつけられた三菱地所

 大型の都市開発は、不動産デベロッパーのお家芸だ。三井は04年のコレド日本橋の開業で弾みをつけ、東京・日本橋地区の一体開発を推進中だ。江戸時代から続く老舗が軒を並べる日本橋の再生を主導した。

 三菱地所は、丸の内ビルディングや新丸の内ビルディングを軸に、丸の内界隈に海外ブランドを集結させ、洗練された街並みを築き上げた。

 だが、最近は三井と三菱のライバル2社の業績に差がついている。

 三菱の16年3月期の連結決算の売上高は、前期比10.4%減の9950億円(15年3月期は1兆1102億円)、営業利益が13.6%減の1350億円(同1563億円)と大幅な減収減益の見通しだ。前期に計上した物流施設などの物件の売却が減り、再開発に伴うオフィスビルの閉鎖で賃料収入も落ち込むことが要因となった。

 対する三井の16年3月期の連結決算の売上高は、前期比5.3%増の1兆6100億円(同1兆5290億円)、営業利益は4.8%増の1950億円(同1860億円)と増収増益の見込みだ。埼玉県富士見市のショッピングセンター・ららぽーと富士見など、複数の新たな商業施設が稼働する上、主力の賃貸事業では既存ビルの賃料引き上げが寄与する。

 三菱の強みは、保有する賃貸等不動産の含み益が大きいことだ。14年3月期の有価証券報告書によると、三菱の含み益は2兆965億円となっており、三井の1兆2159億円を大きく上回った。三菱の含み益の大半は、丸の内エリアのビルだ。

 これが、丸の内の“大家さん”である三菱の底力だが、同時に弱みにもなる。丸の内の再開発に依存しているため、成長率がどうしても低くなるのだ。

 昨年、一時的ではあったが、株式の時価総額で三井が三菱を上回り、話題となった。今年、売り上げと利益で差をつけた三井が、時価総額でも三菱を完全に上回るかどうかが見どころとなる。
(文=編集部)

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