吉本興業東京本部(「Wikipedia」より/Kentin)
しかし、未成年淫行疑惑といえば、同じ吉本興業系列のタレントで大きな風評被害に遭っているお笑いコンビもいる。「あるある探検隊」のネタで一世を風靡したレギュラーだ。07年9月の「フライデー」(講談社)の報道により、坊主頭がトレードマークのボケ担当・松本康太に同疑惑が浮上。しかし、決定的な証拠はなく、吉本は疑惑を完全否定した。
だが、この報道を受けて松本の仕事のみならず、レギュラーとしての仕事も一気に激減。そのまま現在に至っている。
「吉本の方針としては、山本を復帰させる気は一切ないようです。一方、あくまで報道による疑惑止まりだったレギュラーに対してはなんのペナルティーも課しておらず、吉本としては、正当な対応をしていると思います」(民放テレビ局関係者)
また、スポーツ紙記者は語る。
「加藤や芸人たちの後押しだけでは、山本のみならず極楽とんぼのコンビとしての地上波復帰はないと思います。しかし、加藤は知名度の高いタレントゆえ、加藤が動くからそれがニュースになるんです。相方が第一線でがんばっているというのは、大きいですよね。レギュラーも、せめて松本の相方・西川晃啓がなんとか仕事をつないでおけば、ほとぼりが冷めた頃に活動を本格化できたと思うのですが」
山本に厳しい見方も
しかし、事件当初から極楽とんぼやレギュラーをよく知る芸能事務所関係者は、次のように山本に対し厳しい。
「吉本関係者は、山本の地方などでの仕事ぶりを抜きうちで偵察していますが、山本にはいまだに反省の色がみられないようです。そもそも、ピンでやっている仕事にも堂々と『極楽とんぼ』の名前を使っているのはおかしい。レギュラーには、本当にがんばってほしいですね。ただ、彼らはあくまでネタありきの芸人なので、トーク番組などのキャスティングは難しい。今視聴率の高い、過去に一度人生を“しくじった”人が赤裸々にその失敗談や教訓を語る『しくじり先生』(テレビ朝日系)などに出れば、結構面白いと思うのですが」