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東電、実質公的管理下でも過去最高益のまやかし 巨額税金投入で黒字化、株価高騰→急降下の謎

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 一方、3年前に不祥事を起こしたオリンパスは採用された。15年3月期のROEはマイナス2.6%だが、16年3月期は主力の内視鏡が欧米、中国の需要増で最高益を更新する見込み。ROEが15.8%に高まるとみられることから評価が一変した。

 大王製紙は採用されたものの、ガバナンスに疑問符が付く。発行済み株式の21.2%を保有する筆頭株主の北越紀州製紙との間で、製紙再編の主導権をめぐり壮絶なバトルを繰り広げており、株主との対話が決定的に不足している。それでも15年3月期のROEが10.0%と高いことが新規採用の決め手になった。大王製紙と三菱製紙の経営統合説が浮上するなど波乱の要素の多い銘柄だけに、「(採用には)疑問が残る」と語るアナリストもいる。

採用された銘柄

 国土強靭化計画のインフラ整備、東京オリンピック・パラリンピックの関連工事で、建設ブームとなっているゼネコンも新規に入った。大林組(15年3月期ROE6.2%)、清水建設(同7.9%)、三井住友建設(同23.2%)の顔ぶれだ。アナリストの間では清水建設がポジティブ・サプライズといわれており、8月10日に株価は一時、42円高の1166円まで値上がりした。大林組も45円高の1038円の年初来高値まで上伸した。ゼネコンはすでに採用されている大成建設、鹿島に大林組、清水建設が加わり、スーパーゼネコン4社はそろってJPX日経400銘柄となった。

 化学は昭和電工(同1.2%)が除外、住友化学(同7.3%)は採用。電機は東芝に代わりNEC(同7.5%)を採用。神戸製鋼所(同12.0%)、ヤマハ(同8.1%)、セイコーホールディングス(同28.4%)も新顔だ。

 新興企業ではミクシィ。13年10月に投入したスマホゲーム「モンスターストライク」が大ヒット。15年3月期の売上高は前年同期比9.3倍の1129億円、最終利益は前期の赤字から329億円の黒字に転換。ROEは86.8%。15年4~6月期の連結純利益は159億円で前年同期の5.5倍で、4~6月期としては最高になった。売上高は3.9倍の500億円となり、第1四半期の売り上げは前期の通期売上高の45%に相当する。16年3月期も最高益連続更新の見込みで、ROEは97.1%に高まる。

 料理レシピ専門サイトのクックパッドについてもアナリストは「想定外」(ポジティブ・サプライズ)と評した。同社は有料会員が増えて広告も順調だ。国際会計基準への移行に伴い、決算月を4月から12月に変更。12カ月決算となる15年12月期の最終利益は37億円と最高益を更新する見込みで、ROEは21.3%を予想している。クックパッドの株価は一時、279円高の2698円まで急騰、年初来高値、2716円(7月23日)に接近した。

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